EQ2

Source Audio
EQ2Programmable Equalizer
Released
2020
Type
Graphic + Para
Bands
10 × 2ch
Presets
128
Power
9V DC
本ページには広告を含みます。
結論
  • 音の傾向かけた帯域だけが動く”透明”なEQ。10バンドをグラフィックにもパラメトリックにも使え、左右2ch・±18dBで音を彫れる。色を足さず補正しきる方向。
  • こんな人におすすめボードにスタジオ級のEQとルーティングを持ち込みたい人、128プリセットとMIDIで曲・パートごとに音を切り替えたい人に。
  • 操作感本体は最小限のディスプレイ+ロータリーエンコーダ。深追いはNeuroアプリ前提で、ハマれば最強だがUIは人を選ぶ。
向かない人1ノブで直感的に済ませたい人、シンプルな定番グライコで十分な人。多機能ぶん価格も高く、機能を使い切れないと割高に感じる。
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1. 三大特徴とサウンド傾向

▼

10バンド×2chの補正力

20Hz〜20kHzを10バンドでブースト/カット。各±18dBに加え、中心周波数と帯域幅まで動かせるパラメトリック運用も可能。左右2ch分を持ち、+12dBのクリーンブーストも別途。ボードに”スタジオEQ”を積む一台。

128プリセット+MIDI/ステレオ

4つ(拡張8)をフットで即呼び出し、MIDIで最大128。ステレオ2in/2out・USB・エクスプレッションに対応し、ノイズゲート/リミッター/チューナーまで内蔵。曲ごとに音を作り置きできる拡張性。

透明性と、本体UIの好み分かれ

いじった帯域だけが動く”透明”さは世界的に高評価。一方で最小ディスプレイの本体編集は「面倒」との声もあり、詰めるにはNeuroアプリ前提。ホットな信号でのクリップを指摘する声も一部にある。

レビュー分析スコア
ECHO
参照ソース
Thomann58
Sweetwater35
Audiofanzine2
Total95

2. 世界のレビュー

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🏆 大絶賛※引用(斜体)は実在レビューの原文/日本語は意訳です
🇺🇸 Sweetwater(米)
“…studio power EQ and routing to your pedalboard.”
スタジオにあるような強力なEQと、あの複雑なルーティングを、まるごとペダルボードに持ち込める。それがこの一台だ。パワーも自由度も段違い。ボードの音を仕切る”管制塔”がひとつ増えた感覚だよ。
🇫🇷 Audiofanzine(仏)
“Il est parfaitement transparent, on n’entend que ce qu’on modifie.”
完全に透明だ。いじった帯域だけが動いて、それ以外には一切色がつかない。EQセクションの切れ味は、正直おそろしいほど。狙った周波数に、狙った分だけ手が届く。
🇺🇸 Sweetwater(米)
“…is spectacular, and can handle the hottest FX Loops.”
音質は見事のひと言。しかも、いちばんホットなFXループにも平然と対応する。突っ込んでも破綻しない懐の深さがあるんだ。これだけ多機能なのに、音の芯はまったく濁らない。
🌍 TalkBass
“Amazing eq pedal… easiest to use of all the SA pedals.”
とんでもないEQペダルだ。オプションは山ほどあるのに、Source Audioの製品の中でいちばん扱いやすい。多機能=難解、という思い込みを気持ちよく裏切ってくれた。
⚖️ 中立
🇺🇸 TalkBass(米)
“the minimal display makes editing on the unit a little tedious.”
機能は文句なし。ただ、あの最小限のディスプレイだと、本体だけで音を詰めるのはちょっと面倒だ。かといってNeuroアプリも一長一短で、しっくりくるまでは少し付き合いがいる。良い機材ほど、入口に段差があるものさ。
🌍 Thomann
“…the sound is detailed but a bit impoverished and harsh.”
ライブでは最高だ。アンプがフラットになって、バンドの中でも輪郭が立つ。ただスタジオで追い込むと、例えばNeve 551と比べたとき、細かいけれど少し痩せて硬く感じる瞬間がある。用途で評価が変わる一台だ。
🇺🇸 Sweetwater(米)
“it glitches sometimes… configuring my wah settings and rocking the expression pedal.”
EQもボリュームもABYもワウも、これ一台でこなす万能選手。便利だし versatile だ。ただ自作のワウ設定をいじりながらエクスプレッションを踏むと、たまに挙動が乱れる。全部を同時に欲張ると、少し息切れする感じだ。
🇺🇸 The Gear Page(米)
“Ge7 for character… Source audio EQ for precise, sterile tone shaping.”
GE-7とEQ2、両方使ってきた。GE-7はキャラ付けと、とにかくEQでブーストしたいとき用。EQ2は、精密でくっきりした——でも少し無機質な——トーン成形用だ。同じEQでも、住み分けははっきりしている。
🌍 The Gear Page
“The EQ2 doesn’t sound thinner than the all analog ParaEQ… more sensitive adjustment wise.”
EQ2は、オールアナログのParaEQと比べても音が痩せて聞こえたりはしない。GE-7が音質で上回るとは思えないよ。ただEQの中心周波数が違うから、直接比べるにはパラメトリックをBOSSの周波数に合わせ込む必要がある。調整はEQ2のほうがシビアかもしれない。
🌶️ 激辛
🇺🇸 TalkBass(米)
“it was easily clipped by even moderately hot signals… pretty bad sounding.”
正直、期待外れだった。そこそこホットな信号を入れただけで、あっさりクリップする。音も良くない。さんざん褒められてるが、俺は薦めない。あれだけの評判を聞いて手を出しただけに、がっかりが大きかったよ。
🇺🇸 Sweetwater(米)
“I just hate the SA editor thing and it changes values you set.”
SAのエディター、あれがとにかく嫌いだ。せっかく設定した値を、勝手に書き換えてくる。ノイズゲートは使い物にならない、ひどいクランパーだった。健闘を祈るよ——俺のはもう返品した。
👍 🇺🇸これはMIDIで使う機材だ。フットコントローラーでパッチを切り替える人向けに設計されてる。その使い方なら最高。
👍 🇺🇸ボードに入れたら「なぜもっと早く入れなかった」。1週間で自分のトーンに戻れて、全体の輪郭がぐっと締まった。
👍 🇺🇸アコギ3本を1台でレベルもEQも揃えられる。ミキサーに触れないライブでも、プリセット呼び出しで完結する。
😐 🇺🇸機能は本物。ただ単一ノブ操作が本番で反応しないことがあり、プリセットを平らに戻す誤操作もあった。据え置き向き。
😐 🇺🇸パラメータが多すぎて、平均的なギタリストには過剰。ステレオを使わないなら、もっとシンプルなグライコで十分だと思う。
👍 🇰🇷MIDIやXYスイッチにEQ2を割り当てれば、マスターゲインもEQバンドの移動も足元で自動化できる。PCを持ち込めない現場でも使い勝手は無限だ。

3. 競合比較

▼
機種タイプ回路帯域数可変幅バイパス
Source Audio EQ2
(本機)
グラ+パラデジタル10バンド±18dBTrue/Buffered
BOSS GE-7グラフィックアナログ7バンド±15dBBuffered
BOSS EQ-200グラフィックデジタル10バンド×2ch±15dBBuffered
MXR M108S Ten Bandグラフィックアナログ10バンド±12dBTrue Bypass
→ 横スクロールできます※価格は「価格と相場」に集約
選び方:周波数もQもプリセットも追い込む多機能派なら本機EQ2。シンプルで素直な定番グライコならBOSS GE-7。プリセット記憶とデュアルchの中庸が欲しいならEQ-200。アナログ10バンドを手頃に、ならMXR Ten Band。
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4. 使い方Tips

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会場ごとの箱鳴りを補正 LIVE

膨らむ低域や刺さる高域を、その場でエンコーダから削る。会場別のプリセットに保存しておけば、リハで作った補正を本番で一発呼び出しできる。ライブEQとしての本領はここ。

ソロ用ブーストをプリセット化 SOLO

バッキング用のフラットと、ソロ用の中域ブースト+クリーンブーストを別プリセットに。フットスイッチかMIDIで切り替えれば、単なる音量でなく”抜ける帯域ごと”持ち上がる。

ステレオ / パラレルで音場を整理 STEREO

2in/2outでステレオ空間系の前後に別々のEQを、あるいはドライ/ウェットで左右を作り分ける。ルーティングはNeuroアプリで組めば、1台でボードの音場をまとめて管理できる。

歪みの前後で帯域を整える TONE

歪みの前で低域を軽く削ればブーミーさが消え、後段でパラメトリックに耳障りな一点を狙い撃つ。グラフィックとパラメトリックを1台で往復できるのが、この機の強みだ。

5. 価格と相場

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GEAR ECHO
※正確な年次価格ではなく、傾向を示す編集部推定です。現在値のみ実数。
🇯🇵 国内新品
約 ¥47,300
国内実売・2026/9
🇯🇵 国内中古
約 ¥33,000
中古市場の参考値・2026/9
🌍 海外新品 USD
約 $286
海外実売・2026/9

Gear Wise Diagnosis

中古相場:2020年発売の現行機。中古は約 ¥33,000前後で、新品との差は1万円強にとどまる。タマ数は多くないが、多機能ゆえ持て余して手放す個体も一定数あり、状態の良い中古が狙い目になる。

長期トレンド:発売時の ¥53,900から、近年 ¥47,300へ値下げ。EQペダルとしては高価な部類だが、10バンド×2ch・128プリセット・MIDI・ステレオを1台に収めた内容を思えば、価格は機能量に見合う。

為替の影響:海外 約 $286に対し、国内 約 ¥47,300は円安を反映した水準。機能単価で見る機材のため、為替以上に「多機能を使い切れるか」で実質的な価値が決まる。

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6. Echo Notes

— さらに知る
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MEDIA
🇺🇸 Guitar World
これは完成されたステージ・ツールだ。グラフィックとパラメトリックを備えた10バンドを±18dBで動かし、帯域を彫るように音を作れる。ロータリーエンコーダのおかげで演奏中でもEQカーブを素早く直せるし、128プリセットとMIDI・ステレオ出力はプロの現場に必要なものを一通り揃えている。唯一引っかかるのは、本領を出すにはアプリが要ること。詳細な編集やステレオのルーティングは、スマホかPCを繋いで初めて開く。
🇬🇧 MusicRadar
作り手の愛情が伝わる一台だ。エンコーダで狙った周波数を選び、帯域を詰めていく作業は驚くほど快適で、一度作った音を保存してしまえばいつでも呼び出せる。MIDIとエクスプレッションでライブ中にプリセットを渡り歩ける利便性も大きい。値は張るし、Neuroアプリでの追い込みは最初こそ面倒に感じるかもしれない。人によっては「EQが多すぎる、強力すぎる、機能が多すぎる」と映るだろう。それでもボードに載せれば、手放せない一台になりうる。
PLAYERS
Ray Toro — My Chemical Romance
マイ・ケミカル・ロマンスのリードギタリスト。2025年のリユニオン・ツアーの大規模ラックにEQ2を組み込んでいるのが、Premier GuitarのRig Rundownで確認できる。
Emily Roberts — The Last Dinner Party
英アートロック The Last Dinner Party のギタリスト。ペダルボードの末尾にSource AudioのEQを据えている。
John Dieterich — Deerhoof
実験ロック Deerhoof のギタリスト。Source Audio公式のアーティストページで、EQ2の使用が挙げられている。
TRIVIA
  • 2020年発売。10バンドのグラフィックEQと、中心周波数・帯域幅まで動かせるパラメトリックEQを1台で切り替えられる”プログラマブルEQ”。各バンド±18dBに加え、+12dBのクリーンブーストも備える。
  • ノイズゲート/リミッター/チューナーを内蔵し、ステレオ2in/2out・MIDI・USBまで持つ。EQペダルというより”ボード上のEQ/ルーティング・ハブ”に近い設計思想だ。
  • メーカーのSource Audioは2006年設立、米マサチューセッツ州Woburnの会社(現Ernie Ball傘下)。前身のProgrammable EQはDavid GilmourやJohn Mayerも使ったが、それは初代であって本機EQ2ではない。
VIDEO
公式
DEMO
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最終更新:2026年9月|価格・在庫は変動します。