M108s

MXR M108S
Ten Band EQ
Released
2017
Bands
10
Range
±12dB
Bypass
True
Power
18V DC
本ページには広告を含みます。
結論
  • 音の傾向10バンド±12dBで、低域から超高域まで狙った帯域だけを的確に増減できる。VOLUMEとGAINの2フェーダーを備え、原音を活かしたまま補正から軽いブーストまでこなす万能EQ。
  • こんな人におすすめアンプの3バンドEQでは足りない人、会場ごとに音を追い込みたい人、歪みの前後で帯域を整えて音抜けを稼ぎたいギタリスト/ベーシストに。
  • 操作感スライダー式で「今どこを触っているか」が一目で分かる。LED付きで暗いステージでも見やすい反面、その明るさは好みが分かれる。
向かない人プリセット保存・MIDI・ステレオ処理が要る人。本機はアナログ・モノラルの潔い設計で、リコールや多チャンネル運用は上位のデジタルEQに譲る。

1. 三大特徴とサウンド傾向

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10バンドで狙い撃つ補正力

31.25Hzから16kHzまで10本のスライダーで、各帯域を±12dB。アンプ内蔵EQでは届かない超低域・超高域までカバーし、ハウリングや箱鳴りの原因になる一点だけを外科手術のように削れる。

VOLUME+GAINの2フェーダー

出力を決めるVOLUMEと、入力を稼ぐGAINを独立装備。ソロで全体を持ち上げたり、歪みの前段でプッシュしたりと、単なる補正を超えた音量・音圧のコントロールができる。

2アウト+トゥルーバイパス

OUTPUTを2系統備え、信号を2つのルートへ分岐可能。ノイズリダクション回路とトゥルーバイパスを積み、堅牢なアルミ筐体に収めた「かければ効く、切れば素通し」の実務派。

レビュー分析スコア
ECHO
参照ソース
Thomann223
Sweetwater130
Audiofanzine7
Total360

2. 世界のレビュー

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🏆 大絶賛※引用(斜体)は実在レビューの原文/日本語は意訳です
🇫🇷 Audiofanzine(仏)
“quand on l’a on se demande comment on pourrait faire sans.”
正直に言う。持ってない時は「EQなんて何に使うんだ?」と思ってた。で、いざ手に入れたら——今度は「無しでどうやってたんだ俺は?」だ。それがこのペダルの答えだよ。
🇺🇸 Sweetwater(米)
“this is an absolute must have, always on effect.”
本気でギターをやっていて、ボードを組んでいるなら断言する。これは絶対に持つべき一台だ。しかも「常時オン」で置いておく種類のやつ。踏むエフェクトじゃない、土台になるエフェクトだ。
🇫🇷 Audiofanzine(仏)
“un fader de volume et un fader de gain… pour gérer la dynamique de votre son.”
とにかくよく効く。何より効くのがVOLUMEとGAINの2本のフェーダーだ。この2つで音のダイナミクスを本当に手なずけられる。ただ帯域をいじるだけの箱じゃない、音の“出方”そのものを設計できるんだ。
🇺🇸 The Gear Page(米)
“Used both versions and have not seen this problem.”
「新型はノイズが出る」って話をよく聞くけどな。俺は旧型も新型も両方使ってきて、そんな問題は一度も見たことがない。むしろ気に入ってて——近いうちに2枚目のボード用に、この最新版をもう一台買うつもりでいるくらいだ。
⚖️ 中立
🇫🇷 Audiofanzine(仏)
“la version grise semble réellement plus fragile en interne que son «ancetre» noir.”
いい製品だ、それは間違いない。音も文句なし。……ただな、信頼性は別の話だ。このグレー版、正直言って中身は昔の黒い“先祖”より脆く感じる。うちの個体は不調が出て修理に出す羽目になった。音は好きなだけに、そこだけが惜しい。
🇬🇧 TalkBass(英)
“very good Graphic EQ… the 16Khz and 31hz sliders are only notch filters.”
とても良いグラフィックEQだ。効きも作りも申し分ない。惜しいのは2点。両端の16kHzと31Hzが実質ノッチフィルター寄りで、真ん中の帯域ほど自在には動かないこと。そしてプリセットが無いこと。毎回セッティングを手で戻すのは、まあ、アナログの宿命だな。
🇺🇸 Sweetwater(米)
“one became uselessly noisy after 5 years and the other after about 3 years of constant use.”
効いている間は本当に気に入っていた。EQとしての実力は疑いようがない。ただ——2台使ってきて、1台は5年で使い物にならないほどノイズが乗り、もう1台も酷使3年でガタが来た。当たり外れか、寿命か。効きは最高なだけに、耐久性は割り引いて考えておけ。
🇩🇪 Musiker-Board(独)
“eher marginal schlechter als den M-108… die LEDs wirklich enervierend hell.”
練習でもライブでもスタジオでも、MXRの10バンドは何度も俺を助けてくれた。GE-7やEQ-200と比べてもだ。トップ機なのは間違いない。……ただ正直に言うと、この新しいM108Sは旧M-108よりほんの少し落ちると感じる。LEDが今度は本気で苛立つほど明るいし、フェーダーもなんだか軽すぎる。俺はやっぱり、あの黒い“鉄の塊”の方が好きなんだ。
🌶️ 激辛
🇦🇺 Sweetwater(オーストラリア)
“Built like a tank on the outside. Built like a septic tank on the inside.”
届いた個体、スライダーがどれも仕事をしない。上げても下げても音が1ミリも変わらないんだ。外側は戦車みたいに頑丈? ああ。でも中身は——浄化槽(septic tank)並みだよ。当たりを引けば名機なんだろう。俺が引いたのは完全なハズレだった。
🇺🇸 Sweetwater(米)
“it feels like plastic and the lights didn’t work and didn’t have the same sound”
昔の10バンドは名機だった。だからこの新しいグレー版も期待して買った。結果は——安っぽい。プラスチックみたいな手触りで、ライトは点かず、そして何より昔と同じ音がしない。ブランドの名前だけで許せる出来じゃなかった。
👍 🇪🇸新しいシルバー版は旧黒よりさらに静かだ。ノイズが多い古い機材との相性がぐっと良くなった。
👍 🌍信号の劣化もいらないノイズも無い。2つのアウトでアンプを鳴らし分けられるのが効く。
😐 🌍暗い部屋を真っ青に染めるほどLEDが明るい。作りと音は文句なしだが18V専用は要注意。
😐 🇺🇸フットスイッチを4〜8回踏み直したら、急にちゃんと動くようになった。個体の癖に戸惑った。
👎 🇪🇸軽く使っただけで1つのバンドがクラック音とノイズを出し始めた。しかも保証対応も渋られたよ。
👎 🇺🇸ループに入れるならM108Sはノイジーだ。EQは別のを選んだほうがいい。

3. 競合比較

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機種タイプ回路帯域数可変幅バイパス
MXR M108S
(本機)
グラフィックアナログ10バンド±12dBTrue Bypass
BOSS GE-7グラフィックアナログ7バンド±15dBBuffered
BOSS EQ-200グラフィックデジタル10バンド×2±15dBBuffered
Source Audio EQ2グラ+パラデジタル10バンド×2±18dB切替
→ 横スクロールできます※価格は「価格と相場」に集約
選び方:アナログの素直な効きと10バンドの守備範囲、そしてVOL+GAINの実用性なら本機。ギター特化でコンパクトなら7バンドのGE-7。ステレオ・プリセット・MIDIまで欲しいデジタル多機能ならEQ-200、さらにパラメトリックと最大±18dBの追い込みまで求めるならEQ2。可変幅は本機が±12dBと控えめな点だけ留意を。
現在の取扱・価格

4. 使い方Tips

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箱鳴り・ハウリング対策 LIVE

ステージで特定の帯域だけがボワつく/ハウる時は、その帯域のスライダーを1〜2本だけ下げる。10バンドあるぶん「低域全部を削る」のではなく、暴れている一点をピンポイントで抜けるのが強み。まずフラットから始め、耳で原因の帯域を探す。

ソロ用のブーストを作る SOLO

GAINで全体の音量を持ち上げつつ、抜けが欲しい中高域(2k〜4k付近)を軽く足すと、バンドの中で一段前に出るソロ設定になる。VOLUMEで最終出力を微調整すれば、バイパス音との段差も揃えられる。踏み替えの多い人ほど効く。

歪みの前後で役割を変える PLACEMENT

歪みの前に置けば入力の帯域を整えて歪み方そのものをコントロールでき、歪みの後ろやアンプのFXループに置けば歪んだ音全体を補正できる。同じ1台でも置き場所で仕事が変わるので、目的に合わせて接続順を決めるとよい。

2系統アウトを活かす ROUTING

OUTPUT 1・2の2系統で、補正した信号を2つのルート(別アンプ/DIとアンプ等)へ同時に送れる。片方をメイン、もう片方をライン録りやサブアンプに回すなど、EQ済みの音を分配したいシステムで威力を発揮する。電源は付属18Vアダプター専用(電池不可)な点だけ忘れずに。

5. 価格と相場

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GEAR ECHO
※正確な年次価格ではなく、傾向を示す参考イメージです(編集部推定)。現在値のみ実数。
🇯🇵 国内新品
約 ¥25,000
国内実売・2026/9
🇯🇵 国内中古
約 ¥17,000
中古市場の参考値・2026/9
🌍 海外新品 USD
約 $160
海外実売・2026/9

Gear Wise Diagnosis

中古相場:長年の定番で流通があり、中古は約 ¥17,000前後が目安。状態の良い個体を選びやすい一方、経年でスライダーやノイズにガタが出た報告もあるため、動作確認と付属の18Vアダプター(ECB004)の有無を必ずチェックしたい。

長期トレンド:2017年に前身M108を刷新し、ノイズリダクション回路・トゥルーバイパス・2系統アウト・軽量アルミ筐体を追加した現行モデル。国内新品はメーカー価格改定と円安で上昇し、実売は約 ¥25,000の水準にある。

為替の影響:海外 約 $160に対し国内 約 ¥25,000は円安を反映した価格帯。中古は為替の影響を受けにくく、コストを抑えたい場合の現実的な選択肢になる。

現在の取扱・価格

6. Echo Notes

— さらに知る
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MEDIA
🇺🇸 Guitar Chalk
アンプの3バンドEQだけでは足りない、というのが私の持論だ。M108Sはそこに10バンドを足してくれる——一度使えば、もう無しには戻れない自由度だ。アコギでもエレキでも試したが、どちらもドライ音から明確に良くなった。基本は暖かいキャラで、それでいて狙った音までいくらでも細かく詰められる。唯一の文句は、あの青いLEDがとにかく眩しいこと。暗いステージでは覚悟しておけ。
🇺🇸 Tone Report Weekly
ファズやディレイやモジュレーションに夢中になっていると、EQペダルという地味な存在をつい見落とす。だが侮れない。M108Sは10本の独立したバンドで、より深い低域とより明るい高域、そして中域まで手中に収めてくれる。加えて嬉しいのがGAINコントロールだ。歪みの前に置けば、ただ整えるだけでなく信号を押し出す使い方までできる。派手さはないが、鳴らすほど手放せなくなる一台だと感じている。
PLAYERS
Reverend Peyton
The Reverend Peyton’s Big Damn Bandのフロントマン。Premier Guitarのインタビューで、MXRの10バンドEQを「昔からの秘密兵器」と公言している(本人発言では型番は特定されておらず、ここでは「MXR 10バンドEQ」として記載)。多彩なギターと変則チューニングを1台のアンプで通すための要として使う。
TRIVIA
  • MXRは1972年に米ロチェスターで創業し、1987年からJim Dunlop傘下。M108Sは2017年に前身M108を刷新したモデルで、ノイズリダクション回路・トゥルーバイパス・軽量アルミ筐体・より明るいLED・2系統アウトを新たに備える。
  • Ozzy Osbourne期のRandy Rhoadsをはじめ、往年の名手が愛用したことで知られる「MXR 10バンドEQ」は前身の旧型(黒/青筐体)。現行M108Sはその系譜を継ぐリイシュー的存在で、使用個体そのものは別世代にあたる。
  • 標準的なペダルが9V駆動なのに対し、本機は付属のECB004(18V・センターマイナス)専用で電池は使えない。高い電源電圧でヘッドルームを確保し、ノイズを抑える設計になっている。
  • 新型でも稀に個体差でノイズやフェーダーの不調が報告されるが、アウトプットジャックの接点清掃やフットスイッチの入切で回復した例が海外フォーラムで共有されている。中古購入時は動作確認をしておくと安心だ。
VIDEO
DEMO
使い方
最終更新:2026年9月|価格・在庫は変動します。