Flanger

MXR
Flanger
M117R · M152 Micro
Released
1976
Circuit
Analog
Bypass
True Bypass
Power
9V / 18V
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結論
  • 音の傾向 ジェット機のようなうねりと深いスイープが核。18Vのヘッドルームで温かく、デジタルには出せないアナログの太さがある。EVHが鳴らした“あの音”の本命となる、元祖のアナログ・フランジャー。
  • こんな人におすすめ クラシックロック〜オルタナのジェット・フランジを本気で狙う人。4ノブで音を突き詰めたい人、止まったワウや宇宙的な浮遊音といった飛び道具まで欲しい人に。
  • 操作感 4ノブはシンプルながら奥が深い。Widthとの兼ね合いで表情が大きく変わる。大箱・18V専用電源・ややノイズ多めという“重さ”は、ある程度の許容が要る。
向かない人:ボードを最小化したい人・9Vで手軽に電源を取りたい人・低ノイズを最優先する人。その場合、小型2ノブ・9Vに凝縮したM152 Microが最適。
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1. 三大特徴とサウンド傾向

元祖の“ジェット”と深いうねり

70年代MXRフランジャーの現行リイシュー。ジェット機のような轟音のスイープから、宇宙的な浮遊感、短いディレイやコーラス的な揺れまで幅広く出せる。18V駆動のヘッドルームで、深く潜ってもトーンの温かさを失わない“本命”のアナログ・フランジャーだ。

4ノブの深い作り込み

Manual/Width/Speed/Regenの4つで、うねりの中心周波数・幅・速度・強さを自在に設定できる。Widthを0にすればオートスイープを止めて“止まったワウ”的な使い方も可能。1台でフランジャー/コーラス/ディレイ的な音まで作れる懐の深さが魅力。

サイズと電源、そして小型版の存在

大箱ゆえボードで場所を取り、電源も18V専用(9V電池は2本)。ノイズもやや多めだ。この“重さ”が要らないなら、2ノブ・9Vに凝縮したM152 Microという選択肢がある。用途で無理なく選べるのがこの一族の強み。

レビュー分析スコア
ECHO
参照ソース
Thomann48
Audiofanzine4
Sweetwater2
Total54

2. 世界のレビュー

🏆 大絶賛※引用(斜体)は実在レビューの原文/日本語は意訳です
🇺🇸 TalkBass(米) | M117R
“the MXR M117R is the clear winner of this 3 way test.”
3機を弾き比べたが、M117Rが文句なしの勝者だ。三つの中で一番リッチに鳴るし、18Vのおかげでヘッドルームも段違い。これを選んでおけば間違いない。
🇺🇸 Reddit(米) | M117
“this does something classic to my sound.”
ずっとBOSSのBF3が本命だと思ってた。でも実際に踏んでみたら、こいつは俺の音に“クラシックな何か”を足してくれる。メタルにもいけるのに、芯はちゃんとアナログだ。
🇪🇺 Thomann(欧) | M117R
“If you need flanger this is the one you must get, so powerful!”
フランジャーが欲しいなら、迷わずこれを買え。とにかくパワフルだ。手に入れて後悔することは、まずない。
🇺🇸 The Gear Page(米) | M152 Micro
“it’s probably the most musical flanger I’ve used.”
正直ヴァン・ヘイレンは好きじゃない。それでも4ノブからMicroに乗り換えた。過激さは4ノブに譲るが、俺には完璧すぎるくらい絶妙にチューニングされてる。たぶん、今まで使った中で一番“歌う”フランジャーだ。
⚖️ 中立
🇺🇸 The Gear Page(米) | M117R・M152 Micro
“I did find the 117 to have significantly more noise than the micro.”
両方持ってた。4ノブの117は確かに多機能だけど、音の良し悪しで優劣は感じなかったよ。ただ、117はMicroよりノイズが明らかに多かった。そこは正直に言っておく。
🇺🇸 The Gear Page(米) | M117R・M152 Micro
“The 117 is more versatile because it allows you to set all 4 parameters”
117は4つのパラメーターを全部いじれるぶん多機能だ。でも俺がいじりたいのはSpeedとDepthくらいで、それならMicroで足りる。小型・トゥルーバイパス・9V駆動という理由で、結局Microを常用してる。
🇺🇸 The Gear Page(米) | M152 Micro
“definitely a ‘jet plane in a box’-type flanger”
まさに“箱に入ったジェット機”ってタイプのフランジャーで、クリーンでも歪みでも良い音がした。ただスイープが少し早く切れる感じで、タイミングの悪いループみたいに感じる瞬間もあった。
🇺🇸 The Gear Page(米) | M152 Micro
“Micro Flanger is really nice, does a sweet chorus, and can sound great on leads.”
Micro Flangerはとても良い。甘いコーラス的な揺れも出せるし、リードでも映える。ただ大箱の4ノブほど深くはならない。“Unchained”みたいなEVHトーンは、正直この中には入っていないんだ。
🇪🇺 Thomann(欧) | M117R
“Beautifull analog tone! The only little con is the voltage and separate power supply.”
美しいアナログトーンだ。唯一の小さな不満は、18Vという電圧と、電源が別なこと。深いところまで潜れるし、デジタル臭い硬さは絶対に出ない。いつだって温かい音だよ。
👍 🇺🇸両方持ってるけど、結局Microばかり使ってる。ボードに優しくて、欲しい音はちゃんと入ってる。
👍 🇺🇸Microが大好きだ。滅多に使わないからこそ、伝統的なMXRサイズより大きな場所は取れない。
👍 🇺🇸117はBOSS BF-3や他社のフランジャーより断然いい。今まで使ってきた中で、これが一番だった。
👍 🇪🇺とにかく多彩。コーラス的な揺れまで出せる。BOSSのDD-3と組み合わせたら最高だった。
😐 🇺🇸大箱の117は音は最高。ただ18Vの電源と、それなりのサイズを取るのが悩みどころ。
👎 🇺🇸Microには音量が持ち上がる持病があって、標準のままでは直っていない。気になる人は要注意。

3. 競合比較

機種方式ノブステレオバイパス
MXR M117R
(本機)
アナログ
BBD
4
Man/Wid/Spd/Reg
MonoTrue
Bypass
BOSS BF-3デジタル4
+4モード
ステレオ
OUT
Buffered
EHX Deluxe
Electric Mistress
アナログ3
+Filter Matrix
MonoTrue
TC Electronic Vortexデジタル4
+TonePrint
ステレオTrue
/Buff.切替
→ 横スクロールできます※価格は「価格と相場」に集約
選び方:18V由来の広いヘッドルームと4ノブの深いうねりが持ち味の“元祖”が本機M117R。ステレオ出力やタップテンポ、多彩なモードまで欲しいならBOSS BF-3。スイープを止めるフィルターマトリクスで浮遊感やチャイム的な飛び道具も使いたいならEHX Deluxe Electric Mistress。TonePrintで音を作り込みつつ省スペースにまとめたいならTC Electronic Vortex。
現在の取扱・価格
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4. M117R / M152 Micro(4ノブ大箱 / 2ノブ小型)の選び方

機種コントロール電源こんな人に
MXR M117RManual/Width/
Speed/Regen
18V DC深く過激なうねりと4ノブの作り込み。EVH的なジェットや飛び道具まで狙う人に
MXR M152 MicroRate/Regen9V DC小型・省電源・低ノイズ・扱いやすさ優先。要点だけで十分な人に
→ 横スクロールできます※価格は「価格と相場」に集約
選び分けの目安:この2機は同じ“MXRフランジャーの声”を共有する、4ノブ大箱/2ノブ小型の関係。深く過激なうねり・EVH的なジェット・音作りの幅なら M117R(4ノブ・18V・ヘッドルーム広め)。省スペース・9V電源・低ノイズ・扱いやすさなら M152 Micro(2ノブでも“箱に入ったジェット機”の芯は同じ)。実際「両方持っているが結局Microばかり使う」という声も多く、4ノブの追い込みが要らないならMicroで足りる。音の方向性は共通なので、必要なコントロールとサイズ・電源で選べばいい。
※M152 Microは1980年代初頭モデルの現行リイシュー、M117Rはオリジナル(1970年代)MXR Flangerの現行リイシュー。ごく初期のMicro個体には音量が持ち上がる報告があり、気になる場合は現行個体やユーザーによる対策情報を確認。

5. 価格と相場

🇯🇵 M117R 国内新品
約 ¥31,800
国内実売・2026/9
🇯🇵 M152 Micro 国内新品
約 ¥22,000
国内実売・2026/9
🌍 M117R 海外 USD
約 $190
北米実売・2026/9

Gear Wise Diagnosis

中古相場:定番機で流通はそこそこ。M117Rは大箱で中古も回るが、18V・サイズを敬遠する層もいて価格は安定〜やや軟調。M152 Microは小型で人気が高く、状態の良い個体は早く動く。ごく初期のMicro個体の音量ブースト報告には注意したい。

サイズ・価格差:M117R 約 ¥31,800(4ノブ・18V)に対し、M152 Micro 約 ¥22,000(2ノブ・9V)。約1万円の差は「4ノブの自由度と18Vのヘッドルーム」への対価だ。うねりの幅を突き詰めるなら117、要点だけで良く省スペース・省電源を取るならMicro。

為替の影響:海外は M117R 約 $190(約 ¥2.8万相当)。円安下では国内 ¥31,800 とほぼ拮抗〜やや割高な水準。並行輸入や中古も含めて相場を見比べたい。

現在の取扱・価格
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6. Echo Notes

— さらに知る
MEDIA
🇩🇪 bonedo
70年代後半、フランジャーがまだテープマシン2台を回さないと作れなかった時代に登場した名機だ。EVHがキャリア初期に多用したことで一気に有名になった。4つのノブでほぼ完璧に音を制御でき、定番のジェット音はもちろん、コーラス的な柔らかい揺れまで出せる——ただし常にコーラスより一段“過激”で、音への切り込みが鋭い。それがフランジャーであり、この一台の魅力だ。
🇺🇸 American Songwriter
フランジャーを選ぶとき、まず基準になるのがMXRの一族だ。頂点のEVH117は圧倒的な多彩さとパワー、そして完全なコントロールを備える。同じDNAをもっと手軽に、というなら $100以下で買えるM152 Micro Flangerがいい。大箱ほどの深さや作り込みはないが、2ノブでMXRフランジャーの核をしっかり味わえる。
PLAYERS
Eddie Van Halen
Van Halen。キャリア初期にオリジナルのMXR Flangerを多用し、“Unchained”や“And The Cradle Will Rock…”の浮遊するうねりを生んだ。この機種の名声はEVHの使用が核だ。現在は本人仕様のEVH-117(EVHスイッチ付き)に換装している。
TRIVIA
  • オリジナルのMXR Flanger(M-117)は1970年代後半に登場したアナログBBD機。EVHがキャリア初期に多用し、この機種の名声を決定づけた。
  • 現在EVHは本人仕様のEVH-117を使用。“Unchained”等のお気に入り設定を一発で呼び出す「EVHスイッチ」を備え、本記事のM117Rはそのオリジナル回路のリイシューにあたる。
  • M117R(大箱4ノブ・18V)とM152 Micro(小型2ノブ・9V)は同じ“MXRフランジャーの声”のサイズ/コントロール違い。EVH-117やベース向けBass Chorus M83など、声の異なる派生もある。
VIDEO
公式
Micro DEMO
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最終更新:2026年9月|価格・在庫は変動します。