THR2

Gain
Master
Bass
Middle
Treble
YAMAHA
THR-II Series
Released
2019
Output
20–30W
Lineup
3 Models
Circuit
Digital
Models
15+3+3
本ページには広告を含みます。
結論
  • 音の傾向 ヤマハ独自のVCMモデリングで、小音量でも真空管アンプに迫る本格トーン。Extended Stereoにより、小口径スピーカーから驚くほど広い音像が出る。エレキ15・ベース3・アコ3のアンプタイプを内蔵。
  • こんな人におすすめ 自宅・深夜・アパートで本物に近い音で弾きたい人、Bluetooth/USBオーディオI/Fで宅録をシンプルに始めたい人、アンプを部屋に溶け込ませたい人。用途と予算で3モデルから選べる。
  • 操作感 全機種ともノブで直感的に音を作れる。各アンプの全15モデルを本体だけで呼び出せるのはTHR30II Wirelessのみ(CLASSIC/BOUTIQUE/MODERNを本体スイッチで切替)。THR10II系はモード切替に専用アプリ「THR Remote」が前提となる。
向かない人:大音量・ライブを主目的にする人。30Wでもギグ用ではなく、あくまで小さな部屋が主役の練習機。バンドで埋もれず鳴らしたいなら据置型コンボが向く。
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1. 三大特徴とサウンド傾向

VCMモデリングで小音量でも本格トーン

核はヤマハ独自のVCM(Virtual Circuit Modeling)。アナログ回路をコンポーネント単位で再現し、真空管の質感を小さな箱から引き出す。さらにExtended Stereoで、小口径とは思えない左右の広がりを生む。深夜やアパートでも”本物に近い音”で弾けるのがTHRの出発点だ。

1台で宅録まで完結するデスクトップ機

USBオーディオインターフェイス内蔵で、ドライバー不要のままDAWに直結録音。Bluetoothで音源を流しながら弾け、ギターと音源の音量は独立調整できる。専用アプリ「THR Remote」では本体ノブにないコンプやゲートまで追い込める。練習・録音・再生が机の上で完結する。

15+3+3のアンプタイプとモデル展開

エレキ15・ベース3・アコ3のアンプタイプを搭載し、1台で複数の楽器に対応。現行は3機種——基本のTHR10II、ワイヤレス&バッテリーのTHR10II Wireless、30W・ステレオLINE OUT搭載の最上位THR30II Wireless(モデル差はSEC4)。

2. 世界のレビュー

🏆 大絶賛※引用(斜体)は実在レビューの原文/日本語は意訳です
🇫🇷 Audiofanzine(仏) | THR10II
“Bientôt six mois que je m’en sers et je ne m’en passe plus.”
かれこれ半年、毎日こいつに手が伸びる。はっきり言わせてくれ——もうこれ無しの練習には戻れない。手放す? あり得ない。そういう相棒になった。
🇩🇪 Thomann(独) | THR10II Wireless
“Auf Zimmerlautstärke oder auch etwas lauter ist der Verstärker kaum zu schlagen”
部屋で鳴らす音量、あるいはもう少し上げたくらいまでならこのアンプに敵う相手はそうそういない。家で弾くための一台を探してるなら、これで決まりだと思う。
🇩🇪 Thomann(独) | THR10II Wireless
“ein kleiner, feiner Übungsverstärker, der amtliche Sounds auf Zimmerlautstärke bietet”
小さくてよくできた練習アンプ。部屋の音量で”ちゃんとした”サウンドが出る。派手な機能で殴ってくるタイプじゃない。でも、日々弾くにはここがいちばん効くんだ。
🇩🇪 Thomann(独) | THR10II Wireless
“Zusammen sind die beiden Geräte jedenfalls die perfekte Lösung fürs Wohnzimmer.”
ロゴの位置には・・・正直ちょっと言いたいこともある。でも、そんな細かい話は吹き飛ぶ。ふたつ揃えて組み合わせてしまえば、リビングに置く一台としての答えはこれで完璧だ。
⚖️ 中立
🇫🇷 Audiofanzine(仏) | THR10II
“Globalement, je suis déçu par le son de cet objet.”
正直に言うと音そのものには落胆した。手持ちのBlackstar Fly3と比べてしまうとなおさらね。ただ、機能と使い勝手は文句なし。結局そこに惹かれて、4つ星は付けた。音だけじゃ語れない一台だ。
🇫🇷 Audiofanzine(仏) | THR10II
“Dans un registre sans doute un peu limité mais dont je m’accommode”
守備範囲は・・・たぶん少し狭い。そこは認めるよ。でも、その範囲で割り切ってしまえば不満はない。気づけばいちばん手に取る相棒になっていた。多くを望まなければ、これで十分なんだ。
🇺🇸 Sweetwater(米) | THR10II Wireless
“I have had some serious crackling on the hi gain setting”
全体としては気に入ってる。ただハイゲインにするとけっこうな”バリバリ”ノイズが出るんだ。G10の無線も時々調子が悪い。これから買う人には正直に言うよ——どうせなら30のほうを勧める。
🇺🇸 Sweetwater(米) | THR10II Wireless
“it sounds a bit tinny and spikey in the upper midrange”
いい機械だとは思う。でも、上の中域がちょっと金属的で尖って聞こえるんだ。30Wと弾き比べたらその差がはっきり出てしまった。結局、デモ機の30IIに交換してもらったよ。後悔はしてない。
🇩🇪 Thomann(独) | THR10II Wireless
“Sehr schade und völlig unverständlich, dass Yamaha keine funktionierende App hinbekommt”
ギターの音はいい。そこは認める。でも本当に残念だし、理解に苦しむ——ヤマハともあろうメーカーがまともに動くアプリひとつ用意できないとは。AndroidもiOSも関係なくつながらないんだ。音は好きなだけに惜しい。
🌶️ 激辛
🇫🇷 Audiofanzine(仏) | THR10II
“le son hors casque est vraiment trop trop synthetique…les effets sont catastrophique!”
ヘッドフォンを外した瞬間げんなりした。スピーカーから出る音はとにかく合成的——作り物そのものだ。エフェクトに至っては目も当てられない。旧THR10XやCを知ってる身には、これは前進どころか明確な後退。バッテリーも4時間で力尽きる。迷わず返品した。
🇺🇸 Sweetwater(米) | THR10II Wireless
“the clean tone is too flat. I sent this amp back”
あれだけネットで絶賛されてこれか——。クリーンはとにかく平板で芯がまるでない。期待が大きかったぶん、肩透かしも相当だった。何を試しても心は1ミリも動かない。結論はシンプル、即返品。
🇺🇸 Sweetwater(米) | THR10II Wireless
“I was barely able to get any sounds I liked”
気に入る音なんてただの一つも引き出せなかった。何時間いじり倒してもこれだと思える設定には届かない。古いTHR10Xのほうが何もかも上だ——ペダルの乗りも素の音も全部だ。正直、今すぐあっちに戻りたい。
👍 🇺🇸鳴らした瞬間、解像度と立体感に驚いた。見た目よりずっとデカい音が出る。Blues Jr3より好みだ。
👍 🇫🇷ヘッドフォンでの鳴りが見事。安物の初心者用アンプは、これで完全に引退させたよ。
👍 🇩🇪2年半使って一度も後悔なし。コスパが最高で、もし壊れても迷わず同じのを買い直す。
😐 🇺🇸最高の練習機。ただ路上に出すには音量が足りない。+50ドルでTHR30にしておくべきだった。
😐 🇫🇷本体だけで音を追い込むのは不向き。先にアプリで作り込んでおくのが前提だと思う。
👎 🇩🇪練習用に買ったが、数日で返品した。音がやけに圧縮されて、弾いてもほとんど反応してくれなかった。

3. 競合比較

機種出力スピーカーバッテリー駆動ギター無線受信
YAMAHA THR-II シリーズ
(代表 THR30II WL)
20–30W3.1–3.5″モデルにより有モデルにより有
Positive Grid Spark 250W2×4″別売対応
Boss Katana-Air EX20/35W2×5″○(単3)○(付属)
Vox Adio Air GT50W2×3″○(単3)
→ 横スクロールできます※価格は「価格と相場」に集約
選び方:THR-IIは小型ながら定評あるVCMトーンとExtended Stereoの広がりが強み。バッテリーはワイヤレス2機種(THR10II Wireless/THR30II Wireless)が内蔵充電式で、基本のTHR10IIは非搭載。Spark 2は別売のSpark Battery対応、Katana-Air EX/Adio Air GTは単3電池で駆動。ギター無線受信はTHRが別売トランスミッター(YW10T/Line 6 G10T)、Katana-Air EXは専用機付属。Bluetoothとオーディオ用USB I/Fは4機種すべて対応。シリーズ内の出力・機能差はシリーズ比較を参照。
現在の取扱・価格
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4. シリーズ比較

機種出力スピーカー内蔵バッテリーギター無線受信LINE OUT本体で全モデル
THR10II20W (10W×2)2×3.1″一部はアプリ
THR10II Wireless20W (10W×2)2×3.1″約5h一部はアプリ
THR30II Wireless30W (15W×2)2×3.5″約5hステレオ本体で全15
→ 横スクロールできます※価格は「価格と相場」に集約
選び方の目安:宅録・定位置メインならコスパ最良のTHR10II。家中をケーブルレスで弾くならTHR10II Wireless。30W・ステレオLINE OUT・本体だけで全音色まで欲しいならTHR30II Wireless。
※出力はAC駆動時の定格で、バッテリー駆動時は下がる。ギター無線受信は別売トランスミッターが必要。Bluetooth・USBオーディオI/F・THR Remote対応は全モデル共通。アンプの種類は全機種とも本体のAMPノブで選べるが、各種類の3つの音色モードを本体スイッチで切り替えて全15モデルに本体だけで到達できるのはTHR30II Wirelessのみで、THR10II/10II Wirelessはこのモード切替に専用アプリ「THR Remote」が必要。/THR30II Wireless TAK MATSUMOTOは音・機能が通常版と共通で、専用プリセットとデザインのみ異なる。

5. 価格と相場

THR10II
約 ¥37,000
海外 約 $322(送料・関税別)・2026/6
THR10II Wireless
約 ¥52,800
海外 約 $407(送料・関税別)・2026/6
THR30II Wireless
約 ¥58,800
海外 約 $466(送料・関税別)・2026/6

Gear Wise Diagnosis

中古相場:THR10IIは発売から年数が経ち中古流通が多く、状態の良い個体が¥30,000前後から見つかる。初めてデスクトップアンプを試す現実的な入口になりやすい。THR10II Wirelessは中古¥44,000前後〜、THR30II Wirelessは¥64,000前後〜と、ワイヤレス2機は中古でも底堅く、新品との価格差が縮まりにくい傾向がある。

長期トレンド:全モデルがオープン価格で、2019年の登場以来、実勢価格は比較的安定している。後継のTHR-IIIは2026年7月時点で未発表で、世代交代による急な値崩れの兆しは見られない。新規参入なら基本のTHR10II、利便性を重視するならワイヤレス機が費用対効果の高い入口になりやすい。

為替の影響:ヤマハは国内メーカーだが、楽器の国際価格はUSD建てが基準になりやすく、円安局面では国内新品が上振れしやすい。並行輸入を検討する場合は、電源仕様・保証条件と為替レートに留意したい。

現在の取扱・価格
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6. Echo Notes

— さらに知る
MEDIA
🇬🇧 MusicRadar
惚れ込んだのは、トーンの精緻さ・扱いやすさ・柔軟性のバランスだ。USB接続で録音インターフェイスにもなり、家のための”ほぼ完全装備”と言っていい。2011年に”第3のアンプ”を打ち出したヤマハが、その思想を磨き上げた到達点だと感じる。
🇬🇧 Guitar World
鳴りは見事のひと言。FenderのTwinやMarshallそのものではないが、その必要はない。寝室の音量ならむしろ気持ちよく響くほどだ。Extended Stereoの広がりが、この小さな箱から信じられないほど豊かな音像を生む。ただし30Wでもギグ用ではなく、小さな部屋が主役の練習機だ。
PLAYERS
Yvette Young
— Covet。ヤマハ公式のTHR-IIオーバービューで自作曲をアコースティック演奏で披露。アコ特化モデルTHR30IIAの象徴的な起用として知られ、シリーズのアコースティック路線を体現する存在。
TAK MATSUMOTO(松本孝弘)
— B’z。日本を代表するギタリスト。THR30II Wirelessには本人監修のシグネチャーモデル「TAK MATSUMOTO」が用意され、専用プリセットとデザインを纏う。
TRIVIA
  • THRは2011年、ステージ以外で快適に弾くための”第3のアンプ”というコンセプトで登場し、「デスクトップアンプ」という新しいカテゴリーそのものを切り拓いた。
  • 音の要は独自のVCM(Virtual Circuit Modeling)。アナログ回路をコンポーネント単位で再現する技術で、ヤマハのオーディオ部門の知見を採り入れ、小口径スピーカーから広い音像を引き出している。
  • THR-IIシリーズは1台でエレキ用15・ベース用3・アコースティック用3のアンプタイプを搭載し、Bluetoothと、ドライバー不要で使えるUSBオーディオインターフェイスを内蔵する。
VIDEO
公式デモ(Matteo Mancuso)
海外メディアレビュー(Andertons)
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最終更新:2026年7月|価格・在庫は変動します。