RC-600

BOSS RC-600
Loop Station
Released
2022
Tracks
6 Stereo
Resolution
32-bit / 44.1k
Footswitches
9
Power
9V DC
本ページには広告を含みます。
結論
  • 音の傾向 32bit AD/DAによるクラス屈指の高音質。6つのステレオトラックで、曲の構造まるごとを足元に組める。XLR×2でボーカルやアコギのループ・ステーションとしても本格的に使える。
  • こんな人におすすめ ソロ・弾き語り・ワンマンバンドで、複数のパートと複数の入力を1台に集約したい人。ルーティングや設定をじっくり作り込めるタイプに。
  • 操作感 自由度の代償で設定は深い。メニュー階層と学習曲線が、評価がはっきり割れる分岐点。箱出しの直感性は高くない。
向かない人:とにかく簡単に重ねたいだけの人。多機能ゆえに覚えることが多く、シンプルな1〜2トラックで足りるなら、下位機やコンパクト機のほうが快適。
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1. 三大特徴とサウンド傾向

6ステレオトラック=曲を丸ごと

ヴァース・コーラス・ブリッジを独立したトラックに。RC-300の3トラックから倍増し、曲の構造そのものをループで組み立てられる。1台で完結する“足元のソング・ワークステーション”。

プロ仕様のルーティングと音質

32bit AD/DA+32bit浮動小数点処理。XLRマイク×2(ファンタム電源)に加えステレオ2系統入力、3系統ステレオ出力。パートごとに別アウトへ送り分けるライブ運用が現実に効く。

自由度と引き換えの学習曲線

入力49+トラック53のエフェクト、深いMIDI/アサイン。多機能ゆえメニューは深く、評価が割れる核でもある。作り込める人ほど化け、簡単さを求める人ほど壁にぶつかる。

レビュー分析スコア
ECHO
参照ソース
Thomann158
Sweetwater40
Audiofanzine3
Total201

2. 世界のレビュー

🏆 大絶賛※引用(斜体)は実在レビューの原文/日本語は意訳です
🇺🇸 Reddit r/LoopArtists(米)
“you’ll want for nothing else in terms of loopers”
正直、俺は上手くもないカジュアルなギター弾きだ。それでも断言できる——これさえあれば、ルーパーで他に欲しいものは何もない。ループ音量をつまみでいじれて、6ループがだいたい半額。ライブはやらない。俺には作曲の相棒だ。
🇫🇷 Audiofanzine(仏)
“c’est incontestablement le meilleur looper du marché”
文句なし、市場最高のルーパーだ。作りも頑丈で、車で踏んでも壊れない。あのラメ入りの赤い塗装は初見で声が出た。32bitの音は競合とは別レベル。そして本命がトラックごとの別アウト送り——これが欲しくて買った。メニューの深さに叫びたくなる時もあるが、それでも俺の要求に完璧に応える一台だ。
🇬🇧 Thomann(英語レビュー)
“First off, I’m extremely happy with it!”
まず言わせてくれ、最高に満足してる! ボーカルもギターもカホンも、別々のサブアウトに振り分けられる。このルーティングは神だ。不満は一つ、スクリブルストリップが無くてテープを貼る羽目になることくらい。
🇺🇸 Reddit r/LoopArtists(米)
“you can individually process each channel to make an actual mix live”
すごいのはここ——各チャンネルを個別に処理して、ライブで“本物のミックス”を作れる。ただ重ねるんじゃない、混ぜるんだ。とんでもないペダルだよ。
⚖️ 中立
🇫🇷 Audiofanzine(仏)
“je déconseille ce Looper pour débutant en Looping”
ステージで15年、いろんなルーパーを渡り歩いてきた。音はこれまでで最高かもしれない。Gibson J45を挿しても痩せないし、テンポ検出も賢い。ただ、初心者には薦めない。ルーティングは複雑、MIDI Thruは無く、本体フェーダーが無いのでライブで咄嗟に音量を下げられないのは危うい。惚れてはいる。でも手放しではない。
🇫🇷 Audiofanzine(仏)
“je la trouve encore un peu trop chère”
RC-300から乗り換え、セットが軽くなってライブが楽になった。エフェクトもルーティングも何でも細かく組める。ただ、まだ少し高い。電源が別売で35ユーロ取られたのもセコいと感じた(今は同梱らしい)。良い機械だ。値段に文句があるだけ。
🇺🇸 Sweetwater(米)
“Please Boss…listen to the ones who made you what you are.”
ルーピング歴26年、出たルーパーは全部触ってきた。その上で言う——みんなが挙げる問題に同意だ。合わせ直さない限り再生が頭から始まらないし、タップテンポでディレイのテンポを合わせる方法も分からなかった。それでもRC-300とVL3は手放して、今はこれが主力。回避しながら、な。頼むよBOSS、ユーザーの声を聞いてくれ。
🇬🇧 Thomann(英語レビュー)
“if it’s your first looper purchase, you are going to cry”
「圧倒される、なのに拍子抜け」。筐体も音もエフェクトも文句ない。でも、これが最初のルーパーなら泣くことになる。とにかく複雑で、この値段でUSB-CじゃないしUIも褒められない。一度は返品を考えたが、2週間後に創造性に火がついて手元に残した。
🌶️ 激辛
🇩🇪 Musiker-Board(独)
“DAS TEIL VERLIERT EINSTELLUNGEN!”
この機械は設定を失う。本番で何度も奇妙な現象に出くわした。外部コントロールが消え、全トラックが勝手にOneStart/Stop扱いに。フェードの設定は消え、音量は勝手に100へ戻る。保存し直そうとしたら名前まで消えていた。RC-50もRC-300も平気だったのに、これは問題を抱えてる。本番でほとんど使い物にならない。
🇺🇸 Sweetwater(米)
“I will never trust Boss again.”
このルーパーには近づくな。バグだらけで宣伝通りに動かない。クラッシュするし、妙なテンポバグが曲を丸ごと脱線させる。客の前で何度も恥をかいた。タダでくれるんでもなけりゃベータテストはごめんだ。ライブで信用できない機材はオモチャだ。二度とBossは信用しない。
🇺🇸 Sweetwater(米)
“a good idea until you try to do anything with it”
良いアイデアに見える、何かしようとするまでは。“Deep MIDI”の宣伝で予約した。だが各楽器を別チャンネルで送り分けようとすると障害物競走だ。MIDI CCは使えるのが16個だけ、しかも本体スイッチと共有。改善案を送ろうとしたら「法的な理由で受け取れない」。それで決めた、売る。二度とroland製品は買わない。
🇬🇧 Thomann(英語レビュー)
“the unit was sent back the same day.”
「俺のループじゃない」。RC-505 mk1は良かったが、これは違う。32bit化で逆に16bitのパンチが消えた。録音中も再生中もレベルが常にふらつく。エフェクトは平凡で、複雑さが演奏の邪魔になる。俺には決定的にダメだった。本体は同じ日に送り返した。
👍 🇺🇸中古でRC-500の新品より安く見つけた。箱出しでも楽しめるが、全部を覚えるには少し時間がかかる。
👍 🇬🇧故障だと決めつける前に、まずマニュアルを最初から読め。設定ミスを不具合と勘違いしてる人が多い。
😐 🇺🇸たぶん現行で最高のルーパー。ただ形状が特殊で、運搬時にボタンが当たって危ういし、合うケースが無い。
😐 🇬🇧隠れた機能は多い。でもメニューとボタンが多すぎて、カジュアルには使えず、ちょっと後悔気味だ。
👎 🇺🇸製品自体は良かったのに、ファーム更新が95%で停止。Rolandの修理は基板交換で$250請求=詐欺だ。
👎 🇺🇸RC300で約2000本番こなしたプロだ。RC600は機能こそ良いが、基本が破綻していて、まだ本番には持ち込めない。

3. 競合比較

機種トラック数音質(bit)フットSWマイク入力録音時間
BOSS RC-600
(本機)
6 ステレオ32-bit float
44.1kHz
9
3ペダルモード

XLR×2 +48V
約13時間
内蔵
HeadRush Looperboard4 ステレオ32-bit
48kHz
12
7型タッチUI

XLRコンボ×4
9時間+
拡張可
Pigtronix Infinity 32 デュアル24-bit
48kHz
3×
楽器/ライン
約3時間
Electro-Harmonix 225002 デュアル16-bit3
XLR×1 +48V
約12時間
SD・拡張可
→ 横スクロールできます※価格は「価格と相場」に集約
選び方:曲構造を6トラックで足元に組み、XLRも本格的に使うなら本機。7型タッチUIで多トラックを直感的に扱い、入力を4系統取りたいならHeadRush Looperboard。メニュー潜行なしのシンプルなデュアルループ定番ならPigtronix Infinity 3。手頃にマイク入力つきデュアルループが欲しいならEHX 22500。卓上型で歌ものを組みたいなら、同シリーズで形違いのRC-505 MkIIも選択肢になる。
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4. 使い方Tips

パート別アウトでライブ・ミックス ROUTE

RC-600最大の武器は、6つのトラックとリズムを出力ごとに振り分けられること。ボーカルをMAIN(→PA)、ギターのループをSUB1(→アンプ)、リズムをSUB2へ……とアサインし、それぞれのトラック音量を整えていく。これだけで、足元のペダル1台のなかに“バンドのミックス”が組み上がる。1台で複数パートを鳴らすソロ・弾き語り・ワンマンバンドほど、この送り分けが効いてくる。

頭出しのズレを抑える SYNC

「録音が頭から始まらない」「重ねると少しズレる」は、レビューでも指摘の多いポイント。対策は二つ。ひとつは、基準にするトラックをマスターに設定し、ほかのトラックをそこへ揃えること。もうひとつは、最初に1〜2小節の短いループでテンポを確定させてから重ねていくこと。テンポの土台を先に作っておくと自動検出も安定し、本番での“頭出し事故”をかなり減らせる。

5. 価格と相場

GEAR ECHO
※正確な年次価格ではなく、傾向を示す参考イメージです。現在値のみ実数。
🇯🇵 国内新品
¥64,800〜¥72,600
国内実勢・2026/7
🇯🇵 国内中古
¥55,000〜¥60,000
中古市場の参考値・2026/7
🌍 海外新品 USD
$499〜$599
海外実売・小売差あり・2026/7

Gear Wise Diagnosis

中古相場:2022年発売とまだ新しく、中古の流通量は定番コンパクト機ほど多くない。国内は概ね ¥55,000〜¥60,000台で、付属(AC・箱)や状態で開く。フラッグシップゆえ値落ちは緩やかで、底堅い。

長期トレンド:BOSSのフラッグシップ・フロアルーパーとして定位置にあり、後継機が出るまでは現行価格帯での取引が続く見込み。海外はメーカー希望小売 $599.99前後を基準に、実売は小売差が大きく $499〜の水準も見られる。

為替の影響:海外の $ベース水準に対し、国内 ¥64,800〜は円安を反映している。中古での購入は為替変動の影響を受けにくく、コストを抑えたい場合の現実的な選択肢になる。

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6. Echo Notes

— さらに知る
MEDIA
🇬🇧 Guitar.com
我々はまず難しいメニュー潜行を脇に置き、挿してそのまま鳴らした——それだけで音がいい。44.1kHz・32bit浮動小数点という数字が古い真空管アンプ越しでどこまで効くかは議論の余地があるが、スタジオモニターで聴いても信号が“デジタル臭く”なる感じはない。トラックを2つ足すのもスイッチを2回踏むだけ、トラックセレクトを爪先で叩けば残り3トラックへ一瞬で飛べる。半端な覚悟で買う機械ではないが、鳴らした瞬間の説得力は本物だ。
🌍 Looper Pedal Reviews
結論から言えば、RC-600はトップ候補だ——ただし“6本の独立ループと潤沢な接続が必要なら”という条件つきで、我々は推す。RC-300ができたことのほぼ全てを、より多くの選択肢でこなす。6トラック独立、膨大なエフェクト、巨大なストレージ。一方で初期ファームには不具合があり(アップデート1.10で解消済み)、筐体は期待したほど鉄壁ではなく、RC-300にあったエクスプレッションペダルは省かれた。万人向けではないが、機能を求める者の最終解になりうる一台だ。
PLAYERS
Johnny A.
ソロのギターマスターでルーピングの名手。全米をBOSS RC-600一台で回るソロ・ツアーを展開し、内蔵リズムでシェイカーやコンガを重ねて演奏に躍動感を出している。ビートルズやジェフ・ベックを器楽でカバーするスタイルで、リズム機能のない旧機種では難しかったと語る。
TRIVIA
  • 2001年のRC-20以来、BOSSは「Loop Station」というカテゴリを築いてきた。RC-600はRC-300の後継として2022年に発売されたフロア型フラッグシップで、トラック数をRC-300の3から6ステレオへ倍増させた。
  • 9つのフットスイッチは3つのペダルモード(レイヤー)で役割が切り替わり、本体だけで足元に多数の操作を割り当てられる。さらに外部フットスイッチ最大4/エクスプレッションペダル最大2を増設できる。
  • 音質は32bit AD/DA+32bit浮動小数点処理(44.1kHz)。XLRマイク入力×2(ファンタム電源)を備え、ギターだけでなくボーカルやアコースティックのループ・ステーションとしても使える。録音時間は1トラック約1.5時間・全体で約13時間。
VIDEO
公式デモ
海外レビュー
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最終更新:2026年7月|価格・在庫は変動します。