Fulltone
OCDObsessive Compulsive Drive
OCDObsessive Compulsive Drive
Released
2004
Type
Overdrive
Bypass
True / Enhanced
Power
9–18V DC
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結論
- 音の傾向 ピッキングの強弱にアンプのように反応するタッチ感が身上。軽いブレイクアップから本格的な歪みまでこなす、開いた”アンプライク”なオーバードライブ。
- こんな人におすすめ クリーンアンプを一段プッシュしたい人、ボリューム奏法で歪みを操りたい人、ブティックODの定番を長く1台使い続けたい人に。
- 操作感 Volume / Drive / Tone の3ノブ+HP・LPスイッチとシンプル。HPは前に出る、LPは透明でブースト向き。版によってキャラが変わるのも面白さ。
向かない人:ミッドをぐっと持ち上げてバンドで刺さる音が欲しい人。OCDはミッドが素直なぶん、設定次第でミックスに埋もれると感じる声もある(版・EQで対処可)。
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1. 三大特徴とサウンド傾向
▼アンプのようなタッチ反応
2つのMOSFETを電圧リファレンスにハードクリップさせる独自設計。ピッキングの強弱にアンプのように反応し、ボリュームを絞ればクリーン寄りに戻る。この生々しい追従性がOCD最大の武器。
開いた”アンプライク”な歪み
ダイオードクリップ系のような圧縮が少なく、ダイナミックレンジが広い。倍音が豊かで、クリーンアンプに挿すと本物のアンプをプッシュしたような枯れた質感が出る。18V駆動でさらにヘッドルームが増す。
HP/LPと版で変わるキャラ
High Peakはミッドが前に出て抜ける英国系、Low Peakは透明でブースト向き。加えてV1系・V2・Geと版ごとに音の性格が異なり、”どのOCDか”で仕上がりが変わるのも唯一無二。
レビュー分析スコア
ECHO
参照ソース
Thomann184
Sweetwater224
Audiofanzine5
Total413
2. 世界のレビュー
▼🏆 大絶賛※引用(斜体)は実在レビューの原文/日本語は意訳です
🇪🇸 guitarristas.info(スペイン)|V2
“El sonido del pedal es muy limpio, introduce muy poco ruido”
音はとてもクリーンで、ノイズもほとんど乗らない。18Vで鳴らせば実にトランスペアレントだ。クリーンブーストからロックまで一台でこなす。難点は電池交換が面倒なことくらいだよ。
🇪🇸 Gorg(スペイン)|V1系
“la guitarra suena exactamente igual que antes de pisar el pedal, con su gain correspondiente”
踏んでもギターの音はそのままで、歪みだけが足される。TS系の中域の色付けが苦手な俺には、この透明感が刺さった。バンドでも埋もれるどころか前に出るくらいだ。中域が痩せる? そんなことはないね。
🇪🇸 Gorg(スペイン)|V1系
“Para mi el OCD V3 es el PEDAL, he probado muuuchos y no tiene rival”
俺にとってOCDこそが「ザ・ペダル」だ。山ほど試したが、こいつに敵うやつはいなかった。中域が痩せるとよく言われるが、俺は一度もそう感じたことがない。もう探す旅は終わったよ。
🇫🇷 Audiofanzine(仏)|V2
“essai de cette deuxième version et là, avec même guitare et ampli, l’extase”
V1.5もV1.7も冷たくて低域が出過ぎで手放した。だが同じギターとアンプで第二世代を試したら恍惚だよ。低域も中域もきれいに整っている。版が変わるとここまで違うのか、と思い知った。
⚖️ 中立
🇪🇸 guitarristas.info(スペイン)|V1系
“le faltan medios, en un contexto de grupo no sales en la mezcla”
音は素晴らしく音域も広い。ただ、中域が足りない。ひとりでは最高でも、バンドに入れるとミックスから消える。EQを足しても抜けきらず結局手放した。良いペダルなのは間違いないんだけどな。
🇩🇪 Thomann(独)|V2
“the OCD belongs to the hard clipping category”
OCDはハードクリップ系だと後で知った。俺が欲しかったのはソフトクリップのTS系だ。音はクラシックで良いが、ブルースの刻み向きでソロには合わない。今はもっぱらブースターとして使っている。
🇩🇪 Thomann(独)|V2
“LP means ‘Low Peaks’, and makes it behave like a really warm overdrive, while HP means ‘Hi Peaks'”
品質は文句なしだ。スイッチ表記は紛らわしいが、実はLPが「Low Peaks」で温かいOD、HPが「Hi Peaks」で攻撃的な歪みになる。ボリュームは異常に出るので注意。強烈な個性で鳴りは抜群だよ。
🇩🇪 Thomann(独)|V2
“Good for clean boost, not so good for overdrive on itself”
クリーンブーストとしては、これ以上ないほどトランスペアレントで最高だ。ただ単体のODでは低域が出過ぎ高域が足りず、追い込むのに苦労する。用途を分けて考えたい一台だと思う。
🇺🇸 Sweetwater(米)|V2
“it does compare to V1.7. The earliest versions were better period”
業界標準なのは認めるし、他の歪みと重ねても良い音がする。でも正直、V1.7と比べると初期版のほうが良かった。今はCustom Shopのv1.4を本気で検討しているところだ。
🌶️ 激辛
🇫🇷 Audiofanzine(仏)|V2
“le dernière version V2 est une catastrophe au niveau du son et de la conception”
買って1年で壊れ、今は唸るだけで音が出ない。鼻が詰まったような音で高域はキンキン、歪みも酸っぱい。この最新V2は音も設計も大失敗だ。しかも全SMDで修理もままならない。
🇫🇷 Audiofanzine(仏)|V2
“Clairement elle rajoute trop de basses, un peu d’aigus et des mediums neutres”
はっきり言って低域を足しすぎだ。高域も少し乗るが中域は素っ気ない。粗くてファジーでボリュームも過剰、トーンを下げると籠る。中途半端な音で俺はすぐ売り払った。
🇺🇸 Sweetwater(米)|V2
“The newer OCDs have a noticeable lack of clarity on the top end”
盗まれるまで愛用したV1.7が忘れられない。新しいV2は高域の抜けが明らかに足りず、低域ばかりで濁る。新しい版はクリアさが失われた。俺はまた旧い版に戻そうか、本気で考えている。
👍 🇺🇸名だたるビンテージ/ブティックODを片っ端から試したが、$100そこそこのOCDが全部を上回った。
👍 🇿🇦ガラスみたいに透明で、音を一切色付けしない。
👍 🇩🇪モンスター級の一台。11/10だ。
👍 🇺🇸手持ちのBossもIbanezのODも、どれもこのトーンには敵わない。
😐 🇺🇸音は良い。ただ、ややコンプ感があるのは否めない。
👎 🇺🇸期待したほどじゃなかった。ODとして物足りなくて、結局TS系に戻したよ。
3. 競合比較
▼| 機種 | ゲイン | 音作りの幅 | キャラ | バイパス |
|---|---|---|---|---|
| Fulltone OCD v2 (本機) | 中〜大 | ○ 3ノブ+HP/LP | 透明・アンプライク | True/Enhanced |
| JHS Morning Glory | 中 | ○ Bright+トグル | 枯れた透明系・軽い | True Bypass |
| BOSS BD-2 Blues Driver | 中 | △ Tone 1ノブ | 叩けば歪む定番 | Buffered |
| Wampler Tumnus Deluxe | 中〜 | ◎ 3バンドEQ | Klon系・ミッド豊か | True Bypass |
→ 横スクロールできます※価格は「価格と相場」に集約
選び方:透明でアンプライクな歪みと”版の選択肢”が欲しいなら本機OCD。より軽く枯れた透明系ならJHS Morning Glory。叩けば歪む定番の万能選手ならBD-2。ミッドを持ち上げるKlon系ブースターならTumnus Deluxe。
現在の取扱・価格
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4. v2 / v1.4 / Ge の選び方
▼| 機種 | クリッピング | 入力インピーダンス | バイパス | サウンドの傾向 | 現況 |
|---|---|---|---|---|---|
| OCD v2 Standard (主機) |
MOSFET×2ダイオードなし | 1MΩJFET Class A入力 | True / Enhanced内部切替 | 滑らか・整った18Vで広ダイナミクス | 現行 |
| Custom Shop OCD v1.4 | MOSFET×2+ゲルマ1N34A・非対称 | 330kΩ | True Bypass | 図太い・ザラつき初期回路の再現 | 終売方向在庫僅少 |
| OCD Ge(Germanium) | MOSFET×2+ゲルマ×2マッチド | 1MΩJFET Class A入力 | True / Enhanced内部切替 | 真空管的・開いたサグと倍音が豊か | 現行 |
→ 横スクロールできます※価格は「価格と相場」に集約
選び分け:迷ったら現行標準の v2 Standard。JFET入力とEnhanced Bypassを備え、ノイズも少なく扱いやすい入口。図太くザラついた”あの頃”のOCDが欲しいなら Custom Shop v1.4(ただし公式「最終ロット」で在庫は僅少)。真空管的なサグと開いた高域、ボリューム追従を最重視するなら Ge。3機とも回路の素性は同じで、まずはv2が基準になる。
5. 価格と相場
▼🇯🇵 OCD v2(主機)
約 ¥36,300
国内実売・在庫あり・2026/8
🇯🇵 OCD Ge
約 ¥39,600
国内実売・お取寄せ・2026/8
🇯🇵 Custom Shop v1.4
約 ¥49,800
国内実売・お取寄せ・終売方向・2026/8
Gear Wise Diagnosis
版と価格:現行の中心は標準の v2(¥36,300前後)。ゲルマを加えた Ge が¥39,600前後、初期回路を再現した Custom Shop v1.4 が¥49,800前後と、キャラの違いがそのまま価格差になっている。v1.4は公式で「最終ロット」とされ在庫は僅少。
中古相場:旧V1系(v1.4/1.7 等)は名機として中古人気が根強く、状態の良い個体は値が落ちにくい。標準を安く狙うなら、流通量の多いV2の中古が入手しやすい。
為替の影響:米公式は v2 $179/Ge $199/v1.4 $249。国内価格は輸入・円安を反映した水準で、並行輸入と国内正規(キクタニ扱い・保証付き)を天秤にかけて選ぶことになる。
現在の取扱・価格
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6. Echo Notes
— さらに知るMEDIA/ メディア評価
🇺🇸 Guitar World
オーバードライブしたチューブアンプの音と反応を、これほど説得力をもって出せるドライブは数少ない。Mike Fullerが再び手を入れたV2は歴代で最良の出来だ。新設のEnhanced Bypassと出力バッファのおかげで、信号のどこに挿しても音が痩せない。HPは刺さるように抜けるミッド、LPはアンプの色を残す——音に取り憑かれた人間なら、もう他を探さなくていい。
🇬🇧 MusicRadar
OCDには内部基板で見分けられる版が7つ存在する。V1.1〜V1.7の違いはEQを微妙に変える部品値の調整が中心で、v1.4あたりでゲルマニウム・クリップ・ダイオードが加わった点が面白い。そしてV2の飛躍はさらに劇的だ——出力バッファ、入力インピーダンスを大きく上げるJFET入力段、そしてEnhanced Bypass。ちなみにDIY界隈では、いまだにゲルマ導入前の版を自作する人のほうが多い。
PLAYERS/ 使用プロ
Keith Urban
カントリーを代表するギタリスト。Fulltoneの公式アーティストとして、ボードにOCDを2台載せていることで知られる。
James Valentine
Maroon 5のギタリスト。Premier Guitarの取材で、リード用に愛用する歪みのひとつとしてOCDを挙げている。
Jonny Buckland
Coldplayのギタリスト。ライブのペダルボードにOCDを組み込んでいるのが確認されている。
TRIVIA/ 豆知識・トリビア
- 2004年、Mike FullerがOCDを発表。2つのMOSFETを「グラウンドではなく電圧リファレンス(vref)にハードクリップさせる」当時異例の設計で、ピッキングの強弱に生々しく反応するタッチ感を実現した。
- 「V2」「V3」「V4」と呼ばれがちだが、Fulltone公式の見解では”バージョンは常にひとつ=V1″で、V1.0〜V1.8はごく小さな部品変更の差。シリアル205811以降が通称”v2.01″、そして2017年に音質・入力段・バイパスを刷新した正式なV2が登場した。
- 2020年に大手小売から外れ、2022年にカリフォルニア工房を閉鎖したFulltoneは、2024年にJackson Audioとの提携で「Fulltone USA」として復活。OCDはMade in USAのまま生産が続いている。
VIDEO/ 動画
比較①
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最終更新:2026年8月|価格・在庫は変動します。

