MXR
Dyna Comp
Dyna Comp
Released
1976
Circuit
Analog
Bypass
Buffered
Power
9V DC
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結論
- 音の傾向 はっきり色の付いた“パコパコ”系コンプ。太いサスティンと揃った粒立ちが持ち味で、透明感より個性で勝負する一台。
- こんな人におすすめ クリーンのカッティングやリードにサスティンと存在感を足したい人、2ノブで直感的に決めたい人、定番の質感を手頃な価格で手に入れたい人に。
- 操作感 OUTPUTとSENSITIVITYの2つだけ。説明書いらずで音が決まる潔さ。上げすぎでノイズが増えるSensitivityだけ耳で管理すればいい。
向かない人:透明で自然なコンプや、細かく追い込める多機能機を求める人。色付きとノイズは設計上の個性なので、それが要らない用途には他機が向く。
1. 三大特徴とサウンド傾向
▼唯一無二の“パコパコ”サスティン
強めのアタックと、太く伸びるサスティン。ONにした瞬間に生まれる独特のパーカッシブなトーンは「パコパコ系」と呼ばれ、クリーンのカッティングやスローなアルペジオを一気に前へ押し出す。50年変わらない、この一台だけの質感。
2ノブだけの潔い設計
コントロールはOUTPUTとSENSITIVITYの2つのみ。アタックもリリースも固定で、悩む余地がない。Sensitivityを上げれば深いコンプとサスティン、下げれば自然なブースター。説明書いらずで、誰が回しても同じ音に届く。
色付きと引き換えの評価二分
透明感を狙うコンプではない。はっきり色が付き、Sensitivityを上げるほどノイズも増える。その“クセ”を魅力と取るか難点と取るかで評価は割れるが、だからこそ余人に代えがたい個性になっている。
レビュー分析スコア
ECHO
参照ソース
Thomann347
Sweetwater66
Audiofanzine37
Total450
2. 世界のレビュー
▼🏆 大絶賛※引用(斜体)は実在レビューの原文/日本語は意訳です
🇪🇸 Guitarristas.info(スペイン)
“Yo tengo el dynacomp de serie, y ni una queja… con el otro sonaba cojonudo también.”
俺のは吊るしのダイナコンプ。文句なんてひとつもない。今はチップを載せ替えてるけど、正直に言えば、元のままでも最高にいい音で鳴ってたよ。
🇫🇷 Audiofanzine(仏)
“Cette pédale est un classique de la compression… comme Gilmour, Knopfler ou Summers.”
これはコンプレッションの古典のひとつだ。かつてギルモア、ノップラー、サマーズといった六弦の名手たちが、時代の音を作るために手にした一台さ。
🇺🇸 Sweetwater(米)
“MXR is TRULY the only compressor worth owning… MXR Dynacomp handles it all!”
MXRこそ、持つ価値のある唯一のコンプだ。カントリーを50年以上やってきて、今はクラシックロックのバンドにいる。そのどっちも、このダイナコンプ一台で全部こなせるんだ。
🇩🇪 Thomann(独)
“Die Tone-kontrolle DARF hier fehlen, da der ‘M-102’ praktisch keinen Höhenverlust bei der Kompression generiert.”
ライブでもスタジオでもリハでも使ってきたが、大満足だ。トーンつまみ?ここには無くていい。この‘M-102’(本機)は、コンプをかけても高域がほとんど痩せないからな。余計な補正はいらない、ってことさ。
⚖️ 中立
🇪🇸 Hispasonic(スペイン)
“Es un pedal extraordinario… el manual es patético e indigno.”
文句なしに素晴らしいペダルだ。ただ、付属のマニュアルときたら、情けないほど使い物にならない代物だったよ。
🇫🇷 Audiofanzine(仏)
“La pédale offre une compression assez vintage, chaleureuse… trop coloré à mon goût.”
出てくるのは、いかにもヴィンテージで温かい、キャラの立ったコンプレッションだ。ただ、その色付きが濃いぶん、ドライブの前に置いてブーストするには最適とは言えない。俺の好みには、少し主張が強すぎる。
🇩🇪 Thomann(独)
“Der MXR macht seine Aufgabe gut… Allerdings funktionieren viele der günstigeren Klone genauso.”
MXRは仕事をきちんとこなす。現代の兄弟たちと比べて、良くも悪くもない。ただ正直に言えば——もっと安いクローンの多くも、これと同じように働いてくれるんだ。そこは分かった上で選ぶべきだと思う。
🇺🇸 Sweetwater(米)
“Not subtle, and not transparent, but that’s what makes it awesome… I have to have the output level very high…”
繊細でもないし、透明でもない。でも、それこそがこいつの良さなんだ。唯一の小さな不満は、入力レベルと合わせるのにアウトプットをかなり上げないといけないこと。まあ、その程度だよ。
🌶️ 激辛
🇪🇸 Guitarristas.info(スペイン)
“Dejaba el sonido muy enclaustrado y fofo, nada natural… hacerme con el Keeley, me lo pillé… Ahora soy feliz!!!”
音がやたら閉じこもって、ブヨブヨして、まるで自然じゃなかった。だからKeeleyに手が届くチャンスが来た瞬間、迷わず飛びついたよ。……で、今は幸せいっぱいってわけさ!!!
🇫🇷 Audiofanzine(仏)
“Elle ‘type’ le son à mort… à la fin je ne l’enclenchais plus jamais.”
とにかく音に強烈な色を付けてくる。それが個人的にどうにも好きになれなかったし、音量を細かく詰めるのも難しい。数ヶ月もすると、もうブースターとしてしか使わなくなって——最後には、二度と踏まなくなったよ。
🇺🇸 Sweetwater(米)
“This is a terrible pedal. It totally squashes your signal. It’s very noisy… no sustain… Volume issues.”
ひどいペダルだ。信号を完全に押し潰す。ノイズもかなり多い。サスティンなんて皆無で、正直、繋いでも何が変わったのかまるで分からなかった。音量の問題もある。俺には合わなかったよ。
👍 🇺🇸コンプ界の“ウルヴァリン”。この手の効果じゃ最強だ。コーラスとディレイに重ねると、シマーみたいな響きが最高に気持ちいい。
👍 🇵🇰今まで使った中で一番のコンプ。特にクリーンで、クリーミーでパンチがあって、すごく温かい音になる。
👍 🇺🇸ボードに載せてから、ずっと点けっぱなしだ。ギルモア式にアウトプット2時・センシ10〜11時で使ってる。
😐 🇺🇸実質ノブ1個みたいな機種。軽めのコンプが得意で、かけ過ぎると少しポンプする。置き場所を先に決めておくといい。
😐 🇺🇸12弦をクラブでやるなら、Jangleboxよりこっちを選ぶ。ただしコンプと音量の2つだけの、素朴な作りだけどな。
👎 🇺🇸レンガの山みたいに音を潰す。スイッチもノイジー。点けっぱなしか、消しっぱなしか、どっちかだね。
3. 競合比較
▼| 機種 | 方式 | コントロール | Blend | バイパス |
|---|---|---|---|---|
| MXR M102 Dyna Comp (本機) | アナログ | 2Output/Sens | ✕ | バッファード |
| MXR Dyna Comp Deluxe M228 | アナログ | 4+Attack切替 | ○ | トゥルー |
| Keeley Compressor Plus | アナログ | 4+SC/HB | ○ | トゥルー |
| BOSS CP-1X | デジタル | 3多帯域MDP | ✕ | バッファード |
→ 横スクロールできます※価格は「価格と相場」に集約
選び方:原機のシンプルな“パコパコ”と価格なら本機。トーンやクリーンブレンドで現代的に追い込むならDeluxe(M228)。透明感・静粛性と多機能を両立するならKeeley Compressor Plus。デジタルで自然な多帯域コンプが欲しいならBOSS CP-1X。
現在の取扱・価格
4. 使い方Tips
▼サスティンを稼ぐ(リード/アルペジオ) SUSTAIN
OUTPUT
12時
SENSITIVITY
2時
Sensitivityを高めに回すと、深いコンプで音が長く伸びる。クリーンのアルペジオやリードを前に出したい時の定番。上げるほどノイズも増えるので、耳で止めるのがコツ。
ナチュラルなブースター(薄がけ) BOOST
OUTPUT
1時
SENSITIVITY
10時
Sensitivityを低めにして薄くかけ、Outputで軽く前段を押す。粒立ちだけ整えて音量と密度を稼ぐ、set-and-forget向きの使い方。歪みの前でもキャラを乗せすぎない。
5. 価格と相場
▼GEAR ECHO
※正確な年次価格ではなく、傾向を示す参考イメージです。現在値のみ実数。
🇯🇵 国内新品
約 ¥15,800
国内実売(最安)・2026/8
🇯🇵 国内中古
約 ¥10,000
中古市場の参考値・2026/8
🌍 海外新品 USD
約 $109
海外実売・2026/8
Gear Wise Diagnosis
中古相場:半世紀の超定番で中古の流通量が非常に多く、状態の良い個体を選びやすい。参考値は約 ¥10,000前後で安定しており、入門にもモッド素体にも向く。
長期トレンド:1976年発売の元祖ペダル・コンプ。基本設計を変えないまま作られ続け、近年は円安と価格改定で新品実勢が上昇し、約 ¥15,800の水準に。上位のDeluxe(M228)が加わった今も、原機は手頃なベーシックとして定着している。
為替の影響:海外 約 $109に対し、国内 約 ¥15,800は円安を反映した水準。中古は為替の影響を受けにくく、コストを抑えたい場合の現実的な選択肢になる。
現在の取扱・価格
6. Echo Notes
— さらに知るMEDIA/ メディア評価
🇬🇧 MusicRadar
何十年もプロのボードに載り、数え切れないほどクローンされてきた——ダイナコンプが定番であることには、ちゃんと理由がある、と我々は見ている。トーンを太らせ、必要ならスクワッシュさせ、アタックにはくっきりしたスナップが乗るのに、それでいて不自然になりすぎない。ただ一方で、周りの競合が前へ進むあいだ、この機種だけが同じ場所に立ち止まっているようにも感じてしまう。それでも、この潔さこそが選ばれ続ける核心なのだろう。
🇺🇸 Premier Guitar
初めて自分が手に入れたコンプが、この赤いMXRだった。シングルコイルの細い音にサスティンと太さを足し、ファズを含んだトーンをミックスに馴染ませ、リズムにさりげない存在感を与える——地味だが確かな仕事を、何十年もこなしてきた一台だ。透明で色の付かないコンプが好みなら物足りなく映るかもしれない。それでも、これにしか出せない質感が確かにある。
PLAYERS/ 使用プロ
David Gilmour
ピンク・フロイドのギタリスト。ストラトの伸びやかなサスティンを支える一台として、古くからダイナコンプ(スクリプト期)と最も強く結びつけて語られる名前。
Lowell George
リトル・フィートのスライド奏者。甘くパーカッシブなスライド・トーンにダイナコンプを効かせた代表格として知られる。
Yngwie Malmsteen
ネオクラシカルの速弾きで知られ、MXRとの縁も深く自身のシグネチャー・オーバードライブ(YJM308)まで持つギタリスト。そのボードにはほぼ最初期からDyna Compが組み込まれ、スウィープやアルペジオでサスティンを稼ぐ核だったと複数の資料が伝える。
TRIVIA/ 豆知識・トリビア
- 1976年に登場した、ペダル・コンプの元祖的存在。以来およそ50年、基本設計を変えずに作られ続ける超ロングセラーで、無数のクローンを生んだ原型でもある。
- アタックとリリースは固定で、ユーザーが触れるのはOUTPUTとSENSITIVITYの2つだけ。この割り切りが、あの独特の“パコパコ”したキャラクターを生む要因になっている。
- 現行のM102(本機)は、往年のスクリプト期とは内部の部品構成が異なるとされる。それでも「年代を超えて一つのダイナコンプらしい音」が保たれていると評価する声もあり、原機志向の弾き手はスクリプト系の別モデルを選ぶことも多い。
VIDEO/ 動画
公式
DEMO
最終更新:2026年8月|価格・在庫は変動します。

