DS-1

BOSS DS-1
Distortion
Released
1978
Type
Distortion
EQ
Tone 1-Knob
Bypass
Buffered
Power
9V DC
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結論
  • 音の傾向 エッジの立った、ザラつくクラシック・ディストーション。単体では硬質だが、クリーン〜クランチのアンプを押し込む使い方で真価を発揮する。
  • こんな人におすすめ 最初の歪みを探している人、グランジ〜クラシックロック党、アンプ前段のブースターが欲しい人に。半世紀近い定番の安心感。
  • 操作感 TONE / DIST / LEVELの3ノブのみ。Toneの上げすぎは禁物で、半分以下に抑えるのが世界のレビュアー共通の定石。
向かない人:これ1台で太いモダン・ハイゲインを完結させたい人。ゲイン量も低域の厚みも控えめで、その用途ならMT-2やRAT2が候補になる。
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1. 三大特徴とサウンド傾向

ハードクリップの原点

1978年発売、BOSS初のディストーション。ハードクリップ回路によるエッジの立った歪みは、後続の歪みペダルの雛形となった。ディストーションという言葉を定着させた一台。

アンプを押す使い方が本領

クリーン単体では硬く細いと言われがちだが、歪んだアンプの前段に置く/別のドライブに重ねると化ける。世界のレビュアーが口を揃える定石がこれ。

Toneの追い込みが命

ローとハイを同時に動かすチルト型のTone1ノブ。上げすぎると刺々しくなるため、半分以下に抑えるのが共通の作法。3ノブゆえ誰でも即戦力の音が出せる。

レビュー分析スコア
ECHO
参照ソース
Thomann984
Sweetwater176
guitarristas.info16
Total1,176

2. 世界のレビュー

🏆 大絶賛※引用(斜体)は実在レビューの原文/日本語は意訳です
🌍 The Gear Forum
“I just impulse bought a 1989 Taiwan black label model. I really enjoy this pedal as a boost into an amp that is breaking up.”
衝動買いだ。1989年製・台湾ブラックラベルのやつ。現行機だって嫌いじゃないが、これは別格。歪みかけたアンプにブースターとして突っ込むのが最高なんだ。RATと同じで、ブーストにもディストーションにもファズにもなる。DS-1を毛嫌いする連中は多いけどな——俺は好きだ。
🇦🇺 The Gear Forum | TDPRI
“I love the ds-1. Stacks beautifully with a blues driver. Just keep the tone below halfway and use guitar volume to taste.”
DS-1が大好きだ。ブルースドライバーと重ねると最高に美しい。だが単体でも凶暴でパワフル、モッドなんか要らない。コツはひとつ、Toneを半分より下に保つこと。あとはギター側のボリュームで加減する。ゲインは11時〜2時、クランチ気味のブーストなら思い切り絞る。標準オレンジと40周年記念の2台持ちだよ。
🇪🇸 guitarristas.info
“Ahora mismo es parte inseparable de mi sonido, y de hecho lo tengo siempre encendido.”
今やこいつは俺のサウンドと切り離せない。というか、常時オンだ。ずっと踏みっぱなし。それくらい自分の音の一部になってる。手放す理由がどこにある?
🇬🇧 Sweetwater(英)
“after being let down, I bought it back again because they are my favourite.”
2度も手放した。ブティックの高い歪みに目移りしたんだ。でも結局がっかりして、また買い戻した。なんだかんだ言って、これが一番のお気に入りなんだよ。今もギグで現役だ。遠回りして分かった、答えは最初からここにあった。
⚖️ 中立
🇺🇸 The Gear Forum | TDPRI
“I like the DS-1 alone with the gain cranked, or pushing another dirt box with the DS-1’s gain fairly low. Either way the tone has to be turned down.”
DS-1は2回持った。80年代後半に一度、そして今また2年ほど。両方で分かったのは、単体ならゲインを上げて、別の歪みを押すならゲインは低めがいい。どっちにしろToneは絞らないとジャリつく。安くて、実用的で、戦車みたいに頑丈。まさに現場のワーキングミュージシャンのペダルだよ。
🇺🇸 Sweetwater(米)
“The DS-1 is a good pedal when you know its quirks. It requires some basic rules to be used properly.”
クセを分かってれば良いペダルだ。ただし正しく使うには基本ルールがいる。俺は高ゲインの録音で愛用してる。だが警告しておく——Toneを11時より上げると”錆びたカミソリ”みたいな音になる。素の設定のままじゃ俺は使わない。そこさえ守れば、ちゃんと応えてくれる。
🇺🇸 Sweetwater(米)
“Probably the most recognizable guitar pedal and a virtual must-own, even if you don’t always love it.”
たぶん世界一見覚えのあるギターペダルで、事実上の必携品だ——たとえ心から愛せなくてもな。30年現役、耐久性は文句なし。ただ正直に言う。出力は低いし、高域が薄くて刺々しい。しかもToneをどう回してもそこは直らない。それでも一家に一台、持っておくべきなんだ。
🌶️ 激辛
🇪🇸 guitarristas.info
“A mi me sigue sonando mal desde hace más de 30 años. Y si vivo para contarlo, dentro de otros 30 más, me seguirá pareciendo lo mismo, incluso peor.”
30年以上ずっと、俺にはこいつの音が悪いままだ。ハッキリ言おう。もし生きてあと30年これを語れたとしても、俺の評価は変わらない。いや——たぶんもっと悪くなってる。それくらい合わないんだよ、この音とは。
🇪🇸 guitarristas.info
“pierdes matices que provienen de la guitarra, toneladas de dinámica, colorido… pierdes todo el feeling con el instrumento…”
これを噛ませると、ギターから出てくるはずのニュアンスが消える。ダイナミクスがごっそり。音の色艶も。俺の言葉で一言でまとめるなら——楽器とのフィーリングを、まるごと失う。指と弦の対話が、この箱の中で潰れちまうんだ。
🇺🇸 Sweetwater(米)
“It’s not any sort of metal in box. It’s for Grunge. Not for Hair Metal, not for Thrash, Noise, anything else.”
勘違いするな。これは”箱入りメタル”なんかじゃない。グランジ用だ。ヘアメタルでもスラッシュでもノイズでもない、それ以外の何でもない。名前に釣られてモダンな歪みを期待して買うと、確実に裏切られる。用途を間違えるな、ってことだ。
👍 🇺🇸80年代、100Wマーシャル JCM800のマスターボリューム機の前段を押すために作られたようなペダル。マーシャルと組ませると、こいつはただ歌う。
👍 🇪🇸このペダルとテレキャスは理想のカップルだ。なんて音を出すんだ、最高だよ。
👍 🇵🇰ただただ驚かされた。あまりに滑らかで、叫ぶように鳴り、信じられないほどサスティンが伸びる。
😐 🇺🇸これをディストーションと呼ぶには少し違う。どちらかというとブースト・ペダルだと思う。
👎 🇺🇸素の状態だと、このペダルはチェーンソーみたいな音がする。
👎 🇫🇷このペダルを何年も(23年)使ったが、ついぞ満足できなかった。……さらば、DS-1。

3. 競合比較

機種ゲイン音作りの幅キャラバイパス
BOSS DS-1
(本機)
△ Tone 1ノブエッジの立った原点Buffered
BOSS DS-2○ Tone+Turboモード後継・追加ゲイン段Buffered
ProCo RAT2○ Filter 1ノブザラついた質感True Bypass
BOSS MT-2極大◎ 3バンド+可変ミッド強烈・高ゲインBuffered
→ 横スクロールできます※価格は「価格と相場」に集約
選び方:クラシックで扱いやすい歪みの原点なら本機。もう一段ゲインとブースト(Turbo)が欲しいなら後継のDS-2。よりザラついたロックの質感ならRAT2。EQを細かく詰めて強い歪みまで踏み込むなら同社のMT-2。
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4. 使い方Tips

アンプ前段を押すブースター BOOST

LEVEL
2時
TONE
10時
DIST
9時
DISTを絞りLEVELを上げて、クリーン〜クランチのアンプ前段を押す。JCM800のようなマスターボリューム機を歌わせる王道。歪みは足さず、音量と密度で前へ出す。

単体ディストーション DRIVE

LEVEL
12時
TONE
10-11時
DIST
1時
単体で歪ませるなら、鍵はTONE。上げすぎると刺々しくなるため半分以下に抑えるのが世界共通の定石。DISTは1時前後で十分な飽和が得られる。

5. 価格と相場

GEAR ECHO
※正確な年次価格ではなく、傾向を示す参考イメージです。現在値のみ実数。
🇯🇵 国内新品
約 ¥8,760
サウンドハウス実売・2026/7
🇯🇵 国内中古
約 ¥5,000
中古市場の参考値・2026/7
🌍 海外新品 USD
約 $69.99
Sweetwater実売・2026/7

Gear Wise Diagnosis

中古相場:半世紀近い超定番で流通量が桁違いに多く、中古は約 ¥5,000前後と安価で安定している。状態の良い個体を選びやすく、入門にもモッド素体にも向く。

長期トレンド:1978年発売のロングセラーで、BOSS歪みペダルの最量販機。新品実勢はおおむね安定しており、国内は約 ¥8,760の水準。上位にWaza Craft版(DS-1W)やDS-1Xが加わったが、原機は手頃なベーシックとして定着している。

為替の影響:海外 約 $69.99に対し、国内 約 ¥8,760は妥当な範囲。定番の量販機ゆえ価格変動は小さく、中古は為替の影響を受けにくいため、コストを抑えたい場合の現実的な選択肢になる。

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6. Echo Notes

— さらに知る
MEDIA
🇬🇧 MusicRadar
1978年、BOSS初のディストーションとして登場した一台。TONE・LEVEL・DISTのわずか3ノブながら、当時としてはアンプを叩き込まずに大量のゲインを得られた点が新鮮だった。以来、同社の最量販ペダルとなり、その後の歪みラインの多くを方向づけた。1994年以降のチップ変更で”waspy”と評される高域が生まれ、それが今日まで議論の的であり続けている、と我々は見ている。
🇬🇧 The Gear Check
良い音のするディストーションだが、使いどころは意外と狭い、というのが我々の結論だ。唯一のゲイン源としてクリーンに使うと、鋭く薄い音になりToneも決めづらい。だが歪んだアンプをさらに押す、あるいは好みのオーバードライブの前段に置くと途端に化ける。コバーンもフルシアンテもクリーンアンプでは使っていない——そこにこのペダルの本質がある。
PLAYERS
Joe Satriani
ソロのインスト・ギタリスト。『Surfing with the Alien』以降、クリーンch+DS-1を80年代からのリード・トーンの核として使用してきたとBOSS公式で語っている。
Kurt Cobain
Nirvanaのギタリスト。『Nevermind』期のグランジ・トーンにDS-1を使用(後年はDS-2とも併用)。
TRIVIA
  • 1978年発売。同年のProCo RATと並び、ハードクリップ回路による締まった攻撃的な歪みを広めた。以後こうした回路のペダルが「ディストーション」と呼ばれるようになった原点。
  • 1987年に後継のDS-2が出た際に一度生産終了となったが、要望を受け2001年に再販。BOSSエフェクター史上唯一の再販製品として知られる。
  • 1994年に内部プリアンプICが変更され、音量低下や”fizzy/waspy”と評される高域が生まれた。これを是正しようとする改造文化が広がり、一部のブティック・メーカーはDS-1のモッドから出発した。派生機にDS-1W(Waza Craft)、DS-1X(MDP搭載)がある。
VIDEO
公式デモ
DEMO
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最終更新:2026年7月|価格・在庫は変動します。