Electro-Harmonix
Big Muff Pi
Standard · Nano · Little
Big Muff Pi
Standard · Nano · Little
Released
1969
Type
Fuzz
Controls
Vol / Tone / Sustain
Bypass
True Bypass
Power
9V DC
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結論
- 音の傾向 分厚い“音の壁”と、violinのように伸びる無限サステイン。Vol/Tone/Sustainの3ノブだけで、濃厚で飽和した唯一無二のファズ/ディストーションが出る。
- こんな人におすすめ grunge/shoegaze/stoner/ドゥーム等、壁のような轟音とロングサステインが欲しい人。安価に名機の音を手に入れたい人に。
- 操作感 極めてシンプル。ただし中域がスクープ気味でバンドに埋もれやすく、Toneの追い込みとEQ/OD併用が音抜けの鍵になる。
向かない人:軽いクランチや粒立ちの良いクリーン〜ローゲインが欲しい人。最小設定でもゲインは多く、ノイズゲートが無いぶんヒスも出やすい。
1. 三大特徴とサウンド傾向
▼分厚い“音の壁”と無限サステイン
密度の高い飽和と、violinのように伸び続けるサステインが核。単音でも和音でも壁のように鳴り、shoegaze〜ドゥームの土台になる。“Big Muffの音”はこれ一台で完成する。
3ノブだけのシンプル設計
Volume/Tone/Sustainの3つだけ。誰でも即“あの音”に届く。Toneは低域寄りの効きで、上げると一気に明るくなる。数mm回すだけで表情が大きく変わるのも魅力。
ミッドスクープと扱いの難しさ
デフォルトは中域がへこみ、バンドで埋もれやすい。ゲインは最小でも多め、ノイズも出る。Toneの調整やEQ/OD併用でどう飼い慣らすかが、評価の分かれ目になる。
レビュー分析スコア
ECHO
参照ソース
Thomann758
Sweetwater77
Audiofanzine66
Total901
2. 世界のレビュー
▼🏆 大絶賛※引用(斜体)は実在レビューの原文/日本語は意訳です
🇺🇸 Sweetwater(米) | Nano
“Amazing sustain, cool old school distortion… This one is a keeper.”
驚くほどのサステインに、クールで古き良き歪み。あれこれ買っては手放す俺だけど、これは間違いなく“残す”一台だ。
🇨🇦 Sweetwater(米) | Nano
“What can you say about a Big Muff that hasn’t been said before.”
Big Muffについて、今さら俺が言えることなんてあるかい? それくらい、もう語り尽くされた名機ってことさ。
🇫🇷 Audiofanzine(仏) | Standard
“Géniale ca c’est de la vraie pédale… ça envoie le pâté direct.”
最高だ、これぞ本物のペダル。俺の他のペダルとは比べ物にならない。踏んだ瞬間、ドカンと“塊”が飛んでくる。
🇺🇸 Equipboard(米) | Standard
“the thickest mix cutting pedal I have heard… I couldn’t go back.”
今まで聴いた中で一番“分厚くミックスを切り裂く”ペダルだ。Smashing Pumpkinsで育った俺は、これを見つけてからもう戻れなくなった。
⚖️ 中立
🇺🇸 Sweetwater(米) | Standard
“The Big Muff does one thing really well: wall-of-sound distortion… if versatility is your thing, keep looking.”
Big Muffは“壁のような歪み”という一芸だけは無敵だ。この一点では敵なし。ただ、多彩さが欲しいなら別を探した方がいい。
🇫🇷 Thomann(仏) | Standard
“Beaucoup de gain, pas de gate… un souffle largement audible lorsqu’elle n’est pas jouée.”
ゲインは大量、しかもノイズゲートは無い。だから弾いていないとき、はっきり聞こえるヒスがどうしても出てしまう。音は良いが、そこは覚悟がいる。
🇺🇸 Equipboard(米) | Standard
“This thing is HARD to control but I love it for that… it fills its niche the best way possible.”
こいつは制御が難しい。でも俺はそこが好きなんだ。ニッチな用途を、これ以上ないやり方で埋めてくれる一台だよ。
🌶️ 激辛
🇮🇪 OffsetGuitars | Standard
“it just gets really muddy, even if the amp is set clean.”
ナチュラルに歪むチューブアンプに繋ぐと、アンプをクリーンにしていても、とにかく音が濁ってしまう。相性の悪いアンプだと途端に厳しい。
🇺🇸 Equipboard(米) | Standard
“the size don’t make sense anymore… not practical for pedalboards and gigging.”
今どき、あのサイズはもう理にかなってない。基板は箱の半分しかないのに。ボードにもライブにも不便だし、ミックスで抜けさせるのも一苦労だ。
🇺🇸 TalkBass(米) | Standard
“I stopped trying to fight the damn thing and just got a better fuzz.”
単体で弾くぶんには最高なんだ。でもバンドに入れると低域が団子で埋もれる。ある日ついに、格闘するのをやめて別のファズに買い替えたよ。
👍 🇺🇸単音でもコードでも、音がいつまでも伸び続ける。価格もちょうどいい。
👍 🇨🇦アンプに繋いだら最高だった。調整の幅も広くて、値段以上の価値がある。
👍 🇫🇷小さな筐体なのに、パワーコード一発で壁が崩れるような轟音が出る。
😐 🇬🇧音は文句なく良い。ただ気づけば、あまり使わなくなっていた。
😐 🇺🇸全開のファズか無音か、の二択になりがち。中間の追い込みは少しコツがいる。
👎 🇮🇪ナチュラルに歪むアンプだと、クリーン設定でも音が濁ってしまう。
3. 競合比較
▼| 機種 | 方式 | ノブ | サステイン | キャラ |
|---|---|---|---|---|
| Big Muff Pi (本機・Standard) | トランジスタ 4段 | 3 Vol/Tone/Sus | ◎ ほぼ無限 | 分厚い“音の壁” |
| Dunlop Fuzz Face Mini Hendrix | シリコン | 2 Vol/Fuzz | ○ | 枯れて荒いヴィンテージ |
| EarthQuaker Hoof | ゲルマ/シリコン ハイブリッド | 4 +Tone/Shift | ○ Shiftで調整 | Muff系+音抜け改善 |
| ZVEX Fuzz Factory | ゲルマ | 5 Gate/Stab等 | △ 発振/ゲート次第 | 暴れる異端・グリッチ |
→ 横スクロールできます※価格は「価格と相場」に集約
選び方:分厚い“音の壁”と無限サステインなら本機。60年代由来の枯れた荒いファズならFuzz Face Mini。Muffの厚みは欲しいが音抜けやミッドも調整したいならEarthQuaker Hoof。ゲートや発振で飛び道具的に暴れさせたいならZVEX Fuzz Factory。
現在の取扱・価格
4. Standard / Little / Nano(サイズ違い)の選び方
▼| 機種 | 回路 | 本体サイズ W×H×D | こんな人に |
|---|---|---|---|
| Big Muff Pi (本機・Standard) | オリジナル回路 トランジスタ4段 | 139×73×173mm 700g・フルサイズ | 元祖のサイズと存在感で選ぶなら |
| Little Big Muff Pi | 同一(縮小) | 91×50×118mm 360g・中間 | 中間サイズが欲しい人に |
| Nano Big Muff Pi | 同一(縮小) | 70×55×115mm ≒BOSSコンパクト | ボードを最小化したい人に・最安クラス |
→ 横スクロールできます※価格は「価格と相場」に集約
選び分けの目安:この3機は回路も音も同一=同じ“Big Muffの声”で、違いは実質サイズだけ。フルサイズの存在感が欲しいなら本機(Standard・139×173mm)、ボードを最小化したいならNano(ほぼBOSSコンパクト大)、その中間ならLittle。音で迷う必要はなく、載せたいサイズで選べばいい。
※寸法はサウンドハウス実測(Standard/Little)・EHX公式(Nano)。Op-Amp/Green Russian/Ram’s Head等は回路も音も別キャラの“別バージョン”で、それぞれ単体記事で扱います。
※寸法はサウンドハウス実測(Standard/Little)・EHX公式(Nano)。Op-Amp/Green Russian/Ram’s Head等は回路も音も別キャラの“別バージョン”で、それぞれ単体記事で扱います。
5. 価格と相場
▼🇯🇵 Standard 国内新品
約 ¥12,800
サウンドハウス・2026/9
🇯🇵 Nano 国内新品
約 ¥12,500
サウンドハウス・2026/9
🌍 Standard 海外 USD
約 $109
北米実売・2026/9
Gear Wise Diagnosis
中古相場:定番中の定番で流通量が極めて多く、中古は状態次第で手頃に手に入る。Standard/Nano/Littleいずれもタマ数が豊富で選びやすい。ごく初期の個体は電源端子や個体差に注意。
サイズ差:Standardが約 ¥12,800、Nanoが約 ¥12,500、Littleが約 ¥12,000。3機ともほぼ同じ価格帯なので、価格で悩む必要はほとんど無く、載せたいサイズで選べる。
為替の影響:海外 約 $109(約 ¥1.6万相当)に対し、国内実売は約 ¥12,800と、むしろ割安な水準。円安下でも国内で手に入れやすいのはありがたい。
現在の取扱・価格
6. Echo Notes
— さらに知るMEDIA/ メディア評価
🇺🇸 Guitar World
ひと聴きで“これぞBig Muff”と分かる音だ。分厚い低域と滑らかな高域、そして意図的にへこませた中域が、クリーミーで倍音豊かなトーンを生む。単音もコードも美しく引き立ち、3ノブだけのシンプルさで、歌うようなリードから壁のようなコードまで出せる。中域のスクープは看板であると同時に弱点でもある——それでも、元祖の音と存在感をこれほど捉えたペダルは他に無い。
🇬🇧 MusicRadar
マフが縮んだ——なのに音はそのまま最高だ。フルサイズは現代のボードにはやや大柄だが、このNanoは回路をそっくり小型化していて、Big Muffのキャラを一切失っていない。コンパクトで、価格も手頃。正直、文句のつけどころがほとんど見当たらない。
PLAYERS/ 使用プロ
Jack White
The White Stripes。ベース不在の2ピースで、Big Muff Pi(Standard)の分厚い低域と歪みでバンドの土台を埋めた。“Dead Leaves and the Dirty Ground”など、彼の代名詞的な轟音を支えた一台。
Nirvanaのフロントマン。『Lithium』などの暗く分厚いパートでBig Muffを使用(Fender Bassman経由)。歪みの壁を作る一台としてボードに据えていた。
TRIVIA/ 豆知識・トリビア
- 1969年、Mike Matthews率いるElectro-HarmonixがニューヨークでBig Muff Piを発売。4段のトランジスタ増幅による分厚い歪みと、violinのようなロングサステインで“ファズの代表機”となった。
- Jimi HendrixやCarlos Santanaは、最初期にこのBig Muffを手にしたギタリスト。ただし彼らが弾いたのは黎明期のヴィンテージ個体で、現行のリイシューはその音を現代に甦らせたものだ。
- “Big Muff”の名は同じでも、Op-Amp版(Corganの音)やロシア製Green Russian、初期のRam’s Head(Gilmour系)など、回路の違う“別バージョン”が数多く存在する。本記事はそれらと音が共通するStandard/Nano/Little(サイズ違い)を扱う。
VIDEO/ 動画
DEMO
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最終更新:2026年9月|価格・在庫は変動します。

