BOSS BD-2
Blues Driver
Blues Driver
Released
1995
Type
Overdrive
Enclosure
Compact
Bypass
Buffered
Power
9V DC
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結論
- 音の傾向 中域を強調しないフラット寄りのオープンなオーバードライブ。ピッキングとギター音量に素直に追従するタッチレスポンスが最大の武器。
- こんな人におすすめ アンプの素性を活かしたい人、手元のニュアンスで歪みを可変させたい人、ブルース〜ルーツロックやクリーンブースト用途に。
- 操作感 Level・Tone・Gainの3ノブでシンプル。最も気持ちよく鳴るのはゲイン控えめの帯域。上げすぎるとザラついてフィジーになりやすい。
向かない人:図太いハイゲインや完全な無音、TS系のような中域の強い押し出しが目的の人。明るいアンプでは高域が刺さりやすくTONEの調整が要る。
1. 三大特徴とサウンド傾向
▼高いタッチレスポンス
ギターのボリュームとピッキングの強弱に素直に追従。点けっぱなしのまま手元だけでほぼクリーン〜クランチを行き来できる、「アンプの音量を一段上げた」ような感触が核。
フラット寄りのオープンEQ
中域を強調しない素直なEQで、アンプや原音の素性を塗り潰さず押し出す。中域をハンプさせるTS系とは対極のキャラクター。クリーンブーストにも向く。
守備範囲とスタック適性
クリーンブースト〜エッジ・オブ・ブレイクアップ〜クランチまで幅広い。他のドライブと重ねやすく、ボードの土台にも隠し味にもなる定番機。
レビュー分析スコア
ECHO
参照ソース
Thomann646
Sweetwater113
Audiofanzine48
Total807
2. 世界のレビュー
▼🏆 大絶賛※引用(斜体)は実在レビューの原文/日本語は意訳です
🇺🇸 Sweetwater(米)
“It’s one of those pedals that you never want to turn off.”
一度オンにしたら二度と切りたくなくなる——そういうペダルだ。踏んだ瞬間・・・もう機材じゃない。手の延長だ。煙の立ちこめるダイブバーのあの音が足元から出てくる。像でさえ泣く、なんて大げさじゃない。とにかく・・・切れないんだよこれは。
🇺🇸 Sweetwater(米)
“My leads sing better with this pedal than any other overdrive I own.”
持ってるどのオーバードライブより、こいつを通したときリードが一番よく歌う。90年代の終わりからずっと同じ個体。一度も手放してない。確かに中域はスクープ気味だ。でもそれがこいつ独自のキャラなんだ。よそにはない声で、俺のソロを鳴かせてくれる。
🇫🇷 Audiofanzine(仏)
“au final je reviens toujours à la case BD-2”
結局、いつもBD-2のマスに戻ってくる。3台買った。Waza版も、Analogmanのモッドも通った。全部試して、全部手放した。なのにまた中古で買い直してる。Keeley版だけは——あれは好きになれない。でも素のBD-2には、何度でも帰ってきてしまうんだ。
🇩🇪 Thomann(独)
“Über alles eine echte Kaufempfehlung für die die auf old school tones stehen”
高いブティックODをさんざん渡り歩いた。そして戻ってきた。オールドスクールな音が好きなやつには、文句なしで「買い」だと言える。うちのBrunettiでも、Blackstarでも、Fender Tonemasterでも、相性は抜群だった。回り道した分、よくわかる。これでいい。
⚖️ 中立
🇫🇷 Audiofanzine(仏)
“cette pédale a un charme fou, même si elle est loin d’être parfaite”
このペダルにはとんでもない魅力がある。完璧からはほど遠いけどな。フィーリング、噛みつくような歯切れ、懐の広さ——そこは本物だ。ただバッファードだからトゥルーバイパスのチャイム感は消えるし、高域が人工的でTONEを9〜10時まで絞らないと使えない。欠点も含めて、こいつの味なんだろう。
🇩🇪 Thomann(独)
“Lead als auch Power Rock Akkorde klingen sehr gut.”
リードもパワーロックのコードもすごくいい音で鳴る。低音を削らずにアンプのゲインを押し上げてくれるし、解像度も高い。ただ「弱く弾けばクリーン、強く弾けば歪む」みたいな設定はこいつじゃ作れない。あとネックPUは高ゲインだと少し物足りない。そこを分かって使えば不満はない。
🇺🇸 Sweetwater(米)
“Loses a little bass on the low end when engaged.”
オンにすると、低域が少しだけ痩せる。そこは正直なところだ。作りは良いし、ゲインを低くすれば温かみがあって、チューブっぽい音がする。そこは気に入ってる。ただTONEの効く範囲は狭くて、思ったほど追い込めない。悪くはない。でも手放しで褒める気にもなれない。そんな立ち位置だ。
🇩🇪 Thomann(独)
“Solange der Inputstecker drin ist, wird auch Batterie verbraucht.”
ブルースだけじゃない、こいつは一発の威力がある。ブースター、オーバードライブ、軽めのディストーション、ちょっとしたファズまで、これ1台でこなせる。はっきり「買い」だ。ただし一点——入力プラグを挿しっぱなしにしてると、その間ずっと電池を食う。これは実用上けっこう困る。TONEが弱いとよく言われるが、それは違う。電池だけ気をつけろ。
🌶️ 激辛
🇫🇷 Audiofanzine(仏)
“je n’ai pas aimé le son sensé être chaud et blues”
温かくてブルージーなはずの音——それが、まるで好きになれなかった。酸っぱいんだ。耳に刺さって、ちっとも温かくない。TS9やTS808の方が断然いい。比べるのも申し訳ないくらいだ。中古を50ユーロで買って、3週間後に60ユーロで売った。10ユーロ得した。それが、このペダルから得た唯一のものだ。
🇺🇸 Sweetwater(米)
“This one sounds more like a scooped crisp fart.”
こいつの音は、どっちかというと——中域をすくった、パリッとしたオナラだ。いや待て、これでもマシな方なんだ。正直に言うと、俺はオーバードライブってやつが全部「出来の悪い歪み」に聞こえる。どれもこれも中域のオナラだ。その中では、BD-2はまだ聴ける。星3つ。これでも俺なりの、最大限の褒め言葉なんだよ。
🇺🇸 TDPRI(米)
“What I can’t get past is the crackly note decay.”
ストックもWaza版も持っていた。ブレイクアップの仕方は好きだし、クリーンにもきれいに戻る。回路のほかの部分は、全部気に入ってるんだ。なのに——音の消え際の、あのパリパリした崩れ方。あれだけは、どうしても見過ごせない。BD-2から派生したペダルも片っ端から試したが、どれも同じ崩れ方をした。惜しい。本当に、惜しいんだよ。
🇺🇸 REDDIT(米)
“I replaced my BD with the Nobels because it was too harsh and fizzy.”
BD-2は耳に痛くて、シュワシュワしすぎる。それが我慢できなくて、手放した。Nobels(ODR-1)に替えたんだ。俺にとっては、あっちが完全に「格上」だった。BD-2はもう、戻ってこない。
👍 🇺🇸要するに「箱に入ったブラックフェイス・フェンダー」だ。アンプをもう一台買い足さずに、本物のヴィンテージトーンが手に入る。
👍 🇺🇸ボリュームでちゃんとクリーンに戻る。ゲインを1時にしておけば、ギター音量の上げ下げだけでビートルズからサバスまで弾き分けられる。
👍 🇺🇸EQを整えて軽くブースト。濁りを削ってソロでミックスを抜けてくる。あとは踏むだけでいい。
👍 🇺🇸グリッティなブーストから、ガリガリの擬似ファズまで。BD-2はゲインの幅で押し切れるのが楽しい。
😐 🇩🇪音が良すぎてLevelを全開にしてる。でも曲中にオフってクリーンに戻すと音量差が出るのが悩みどころ。
👎 🇺🇸Katanaに挿す意味ある? Katana自体がもうブルースドライバーみたいな音だろ。帽子の上に帽子だよ。
3. 競合比較
▼| 機種 | ゲイン | 音作りの幅 | キャラ | バイパス |
|---|---|---|---|---|
| BOSS BD-2 (本機) | 中〜中高 | ○ オープンEQ | フラット寄り・タッチ追従 | Buffered |
| BOSS SD-1 | 中 | △ Tone 1ノブ | 非対称・中域寄り | Buffered |
| Ibanez TS9 | 中 | △ Tone 1ノブ | 中域ハンプ・定番 | Buffered |
| JHS Morning Glory | 中 | ○ +Brightスイッチ | 透明系・Bluesbreaker | True Bypass |
→ 横スクロールできます※価格は「価格と相場」に集約
選び方:中域を強調しないフラット寄りのEQと、ピッキング/ギター音量に追従するタッチレスポンスが本機の個性。中域でグッと前に出したいなら定番のTS9、軽く図太い中域ブーストならSD-1、より透明でトゥルーバイパスを求めるならMorning Glory。バイパスはBD-2/SD-1/TS9がバッファード、Morning GloryのみTrue Bypass。
現在の取扱・価格
4. 使い方Tips
▼アンプを押すブースター BOOST
LEVEL
2時
TONE
12時
GAIN
9時
Gainを絞り、Levelでアンプの前段を押す使い方。歪みは足さず音圧と密度だけを稼げる。クリーン〜クランチのアンプを自然に持ち上げ、ソロのリフトにも。原音とアンプの素性を残せるのが強み。
手元で歪みを可変させる TOUCH
LEVEL
12時
TONE
1時
GAIN
12時
点けっぱなしのまま、ギターのボリュームとピッキングの強弱でほぼクリーン〜クランチを行き来。Gainは欲張らず12時前後がもっとも気持ちよく鳴る帯域で、上げすぎるとザラついてフィジーになりやすい。
5. 価格と相場
▼GEAR ECHO
※正確な年次価格ではなく、傾向を示す参考イメージです。現在値のみ実数。
🇯🇵 国内新品
約 ¥10,100
サウンドハウス実売・2026/7
🇯🇵 国内中古
約 ¥8,000
中古市場の参考値・2026/7
🌍 海外新品 USD
$109.99
Sweetwater実売・2026/7
Gear Wise Diagnosis
中古相場:流通量が非常に多く、中古は概ね ¥6,000〜¥9,000 で安定している。個人売買や状態並品ほど安く、ショップの状態良好品ほど上振れする。年代(初期の日本製など)で多少前後するが、希少性によるプレミアは付きにくい。まず試すなら中古で1台、というのが最もリスクの低い定番機だ。
長期トレンド:1995年発売の超ロングセラーで、生産が続く限り供給は途切れない。新品実勢はおおむね ¥10,000〜¥12,000 で推移しており値動きは小さい。回路の異なる Waza Craft版「BD-2W」が上位に加わったが、原機は手頃な定番としての立ち位置を保っている。
為替の影響:海外定価 $109.99 に対し、国内新品 約 ¥10,100 は近年の円安を反映した水準。輸入価格の変動を受けやすい一方、国内に新品・中古とも在庫が潤沢なため、コストを抑えたい場合は中古が現実的な選択肢になる。
現在の取扱・価格
6. Echo Notes
— さらに知るMEDIA/ メディア評価
🇬🇧 Guitar.com
ツマミはLevel・Tone・Gainの3つだけ。だが、この筐体の堅牢さこそが名機であり続ける理由のひとつだと思う。フラット寄りのEQと、驚くほど反応の良い初段ゲインステージ。歪みの大半はクリッピング・ダイオードではなく増幅段を押し込むことで生まれ、よく歪んだチューブアンプの複雑な挙動を1台に閉じ込めようとした——その最初期の試みのひとつだ。狙いは、見事に当たっている。
🇬🇧 Guitar Interactive Magazine
3ノブだけのシンプルな歪みだが、クリスピーなブレイクアップからスピーカーをえぐるブルース・サスティンまで1台でこなす。25年を超えて定番であり続ける核は、どのセッティングでもギターのボリュームで歪みを引き戻せる懐の深さと、ピッキングへの並外れた追従だ。クランチにもソロにも、他のドライブを押し上げるブースターにも化け、素のクリーンアンプを一気に目覚めさせる。
PLAYERS/ 使用プロ
John Mayer
現代屈指のブルース/ロック・ギタリスト。ジョン・メイヤー・トリオ期のBD-2使用は広く知られ、Reverbも「King John Mayer Midas touch」とBD-2を名指ししている。ただし彼の個体はKeeleyモッドで、ストックのBD-2とは細部の音が異なる点に留意。
Steve Vai
超絶技巧で知られるソロ・ヴァーチュオーソ。BOSS公式記事「A Touchstone of Tone」がBD-2の愛用者の一人として名指ししている。ハイゲイン像の強い奏者にもダイナミックなドライブとして選ばれてきたことを示す一例だ。
TRIVIA/ 豆知識・トリビア
- 1995年発売。Level・Tone・Gainの3ノブというシンプルな構成ながら、ディスクリートのアナログ回路で、よく歪んだチューブアンプの繊細な反応をペダル1台で再現することを狙って設計された。
- 歪みの多くはクリッピング・ダイオードよりも、増幅段を飽和させることで生まれる――チューブアンプが歪む仕組みに近く、これが「アンプライク」と評される所以のひとつ。ギター側のボリュームでクリーンに戻せる追従性の高さもここに由来する。
- 発売から30年を経た現在も生産が続くBOSS屈指のロングセラー。ブルースの枠に留まらず、ロックからファンク、オルタナまでジャンルを越えて使われ続けている。
VIDEO/ 動画
公式デモ(BOSS Sound Check)
海外メディアレビュー(Marty Music)
最終更新:2026年7月|価格・在庫は変動します。
