Alpha Omega

Darkglass
Alpha·Omega
Released
2017
Circuit
Analog
EQ
3-Band Active
DI
XLR
Power
9V DC
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結論
  • 音の傾向 タイトで明瞭なAlphaと、荒々しいOmega。2つの歪み回路をMODノブで連続ブレンドし、3バンド・アクティブEQとBite/Growlで“攻めのモダン”なベースの歪みを土台から作れる。
  • こんな人におすすめ ジェント/モダンヘヴィ系で、明瞭さと図太い歪みを両立したいベーシスト。XLR DIでライブ・宅録に直結したい人に。
  • 操作感 2回路ブレンド+EQで音作りの幅は広い。反面、ハマる設定に辿り着くまでは試行が要る“弾き込む”系のペダル。
向かない人:完全クリーンや軽いドライブだけが欲しい人。DIやEQを既にアンプ側で持っている人には、約¥53,800という価格が割高に感じられやすい。
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1. 三大特徴とサウンド傾向

Alpha/Omega 2つの歪みエンジン

Alphaはタイトで明瞭、Omegaは荒々しく生々しい。MODノブで両者を連続ブレンドでき、1台とは思えない歪みの幅を1つの筐体で出せる。これがシリーズの核。

DI+3バンド・アクティブEQ

80Hz/500Hz/5kHzを±12dBで動かすEQに、Bite(高中域)とGrowl(低域)のブーストを追加。XLR Direct/Parallel outを備え、プリアンプ/DIとして単体で完結する。

モダン特化ゆえの割高感と学習コスト

音は“攻めのモダン”に全振り。真価を出すにはEQとブレンドの追い込みが要り、価格も約¥53,800とベース歪みでは高め。ここが評価の分かれ目になる。

レビュー分析スコア
ECHO
参照ソース
Thomann96
Sweetwater21
Audiofanzine2
Total119

2. 世界のレビュー

🏆 大絶賛※引用(斜体)は実在レビューの原文/日本語は意訳です
🇺🇸 Sweetwater(米) | Alpha·Omega
“By far the most versatile/useful bass distortion pedal I’ve played with”
これまで弾いた中で、ダントツに万能で“使える”ベース歪みだ。どう設定しても良い音がする。
🇩🇪 Thomann(独) | Ultra V2
“Außerdem ist nahezu kein Rauschen vorhanden wenn man grade nicht spielt”
音の良さは当然として、一番感心したのはノイズ。弾いていない時のヒスがほとんど無く、前作から確実に進化した。
🇩🇪 Thomann(独) | Ultra V2
“Natürlich hört man sich damit etwas nach Jon Stokmann an”
これを踏むと、どうしたってJon Stockmanっぽい音になる。でもそれが狙いなんだから、むしろその音が欲しくて買うんだ。
⚖️ 中立
🇺🇸 Sweetwater(米) | Alpha·Omega
“I wish that there was a separate button for the drive”
SansAmpを蹴ってこれにした。温かくて現代的、歪みも精密。唯一の不満は、歪みだけを独立してON/OFFするスイッチが欲しかったことだ。
🇫🇷 Audiofanzine(仏) | Alpha·Omega
“c’est avant tout très moderne, c’est fait pour sonner moderne”
とにかくモダンに鳴るために作られた音だ(人によっては“冷たい”と言うし、それは当たっている)。堅牢でEQの周波数セレクタもよく効くが、使いこなすには時間がかかり、値段も高い。
🇩🇪 Thomann(独) | Ultra V2
“Die Einstellung der Boostschalter ist einfach nicht zu erkennen.”
前作よりノイズが激減し、EQもよく効く。唯一のマイナスは、Growl/Biteスイッチが今どの位置なのかパッと見て分からないことだ。
🇩🇪 Musiker-Board(独) | Alpha·Omega
“Mich hat der Sound vom Alpha / Omega in den Darkglass-Promo-Videos irgendwo auch angefixt”
プロモ動画のAlpha/Omegaの音にやられた。でも俺はケチだから、これに400ユーロ近くは出せない。Karnivoolは好きだが、もっと万能に思えるB7Kの方を選ぶかな。
🌶️ 激辛
🇺🇸 Sweetwater(米) | Ultra V2
“for the money, this pedal isnt built properly”
この値段で、この作りはないだろう。電源ジャックがぐらついて、挿すたびに不安になる。案の定、ステージ本番中に壊れてセットを中断する羽目になった。音は良くても、この耐久性では手放しでは薦められない。
🇫🇷 Audiofanzine(仏) | Alpha·Omega
“Son prix évidemment : il n’est pas justifié”
欠点は明白——価格だ。正当化できない。安い組合せ(Behringerの箱+Harley Bentonの歪み+安EQ)でも、追い込めば同じ音は出せる。YouTube動画は過剰にミックスされていて、実物とは違う。過大評価だと思う。
🇩🇪 Musiker-Board(独) | Alpha·Omega
“Das A/O ist mir definitiv zu Teuer”
A/Oは俺には高すぎる。DIもEQもアンプに付いてるしな。買うなら、同じ歪み回路で少し安いAlpha/Omicronの方だ。
👍 🇺🇸2つの歪みが最高。グロウルもスナールも出る。ベース歪みに必要なもの、全部+αが詰まってる。
👍 🇺🇸歪ませなくても常用。ライブでもスタジオでも、トーンを一段くっきりさせる用途で手放せない。
👍 🇺🇸ブレンドで欲しい低音を全部残せる。やっと“ベース専用”で作ってくれるメーカーが出た感じ。
👍 🇩🇪値段にはひるむ。でも価値はある。無条件で買い推奨、と言い切れる一台だ。
😐 🇺🇸完全クリーンにも振り切れたら、もっと良かった。音そのものは本当に好きなんだけどな。
👎 🇺🇸キャビシムにヒスが乗る。DIで使うと音響さんに嫌がられるレベルで、手放しを検討中。

3. 競合比較

機種歪み方式EQクリーンブレンドXLR DI
Alpha·Omega
(本機・標準)
2回路
Alpha/Omega
3バンド
アクティブ

Blend

Parallel/GND
SansAmp Bass Driver DI V2アンプライク
SansAmp
3バンド
Blend
MXR M80 Bass D.I.+1系統
+ゲート
3バンド
dry/wet
Darkglass B7K Ultra V21回路
Microtubes
4バンド
可変ミッド

Blend

cabsim
→ 横スクロールできます※価格は「価格と相場」に集約
選び方:攻めの2回路歪みと音作りの幅なら本機。枯れたアンプライクなDIならSansAmp。頑丈で定番の万能DIならMXR M80。単回路でより締まったモダン歪み+キャビシムなら同社B7K Ultra。
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4. 標準 / Ultra V2 / Photon の選び方

機種方式EQキャビIRDI・出力AUX・HP発売
Alpha·Omega
(本機・標準)
オールアナログ3バンド
アクティブ
XLR DI
+Parallel
2017
Alpha·Omega Ultra V2オールアナログ6バンド
グラフィック

IR
XLR DI
cabsim切替

AUX In
2018
Alpha·Omega Photonデジタル
(DSP)
6バンド
グラフィック

IR
XLR DI
+TRS

+Bluetooth
2021
→ 横スクロールできます※価格は「価格と相場」に集約
選び分けの目安:DI+3バンドEQを備えた王道の1台が本機・標準。グラフィックEQ・キャビシム・ヘッドホン/AUXまで宅録機能を全部入りにしたのがUltra V2。DSPで歪み/コンプを多モード化し、MIDI・USBオーディオまで載せたデジタル最上位がPhoton。
※最小構成で“あの歪み”だけ欲しいなら小型廉価のAlpha·Omicron(本記事の対象外)。Photonのみデジタル(DSP)。旧Ultra(AUX無し・V1)は生産完了。各仕様は最新版で要確認。

5. 価格と相場

🇯🇵 標準AO 国内新品
約 ¥53,800
サウンドハウス実売・2026/8
🇯🇵 Ultra V2 国内新品
約 ¥67,800
サウンドハウス実売・2026/8
🌍 標準AO 海外 USD
約 $399
Sweetwater実売・2026/8

Gear Wise Diagnosis

中古相場:標準AOは新品が約 ¥53,800前後、欧州中古で約205ユーロが目安。人気機ゆえ玉数はあるが、ブティック系らしく値崩れは緩やか。状態の良い個体を選びやすい。

バージョン差:3バンドEQ+DIの標準に対し、Ultra V2は6バンド・グラフィックEQ+キャビシム+ヘッドホン/AUXで約 ¥67,800。さらにデジタル最上位のPhotonへと続く。必要な機能と予算で選ぶのが基本。

為替の影響:海外 約 $399に対し、国内 約 ¥53,800は円安を反映した水準。米国製ブティックゆえ大きな値崩れはしにくく、中古も底堅い。

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6. Echo Notes

— さらに知る
MEDIA
🇬🇧 MusicRadar
Alphaの温かなドライブは、ミックスで前に出しても他の楽器を食わない。対してOmegaは奔放でアグレッシブ、荒れた瞬間を作るのに向く。Bite/Growlでさらに追い込めば、モダンベースの歪みとして懐が深く、隙がない。
🇺🇸 Premier Guitar
締まったAlphaから荒々しいOmegaまで、この2回路はベースのダートを驚くほど広くカバーする。3バンドEQと複数の出力まで備えた本機はプリアンプ兼DIとして単体で完結し、そこがこの初代の強みだ。小型で安いOmicronは、あくまでその弟分にすぎない。
PLAYERS
Jon Stockman
Karnivoolのベーシスト。Alpha·Omegaの共同設計者にして“顔”。Darkglass公式のプレイスルー動画で本人が実演している。Alpha=タイト/Omega=ブルータルの2回路思想は彼のトーンそのもの。
Casey Orr (Ultra)
GWAR(Beefcake the Mighty)のベーシスト。Premier Guitarのリグ紹介で、追い求めた音の土台としてAlpha·Omega Ultraをボードに据えていることが確認できる。
Conor “Deego” Deegan III (Ultra)
Fontaines D.C.のベーシスト。Premier Guitarのリグ紹介(2025)で、ボードにDarkglass Alpha·Omega UltraをSansAmp BDDIと併用しているのが確認できる。
TRIVIA
  • 2017年発売。KarnivoolのベーシストJon StockmanとDarkglassによる、同社初の共同設計モデル。従来のプリアンプ/オーバードライブとは異なり、オペアンプを土台に2つの歪み回路を積んだのが最大の特徴。
  • 名前の“α(始まり)とΩ(終わり)”は、タイトで明瞭なAlphaと荒々しいOmega——歪みの両極を1台に収めた思想を表す。キャッチコピーは「The beginning and the end.」。
  • この初代を起点に、小型廉価版のAlpha·Omicron、宅録機能を全部入りにしたUltra、デジタル最上位のPhotonへと展開。“AΩシリーズ”はDarkglassを代表するベース歪みの系譜になった。
VIDEO
DEMO
比較動画
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最終更新:2026年8月|価格・在庫は変動します。