TwinReverb

Volume
Treble
Middle
Bass
Reverb
FENDER
Twin Reverb
Origin
1963
Output
85W
Lineup
2 Models
Circuit
All-Tube
Speaker
2×12″
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結論
  • 音の傾向 両モデル共通で、85Wの余裕あるヘッドルームから生まれる澄んだ”鈴鳴り”クリーン。歪みは本体で作り込めず、クリーンを土台に据えた設計。’65は王道の澄んだクリーン、’68 Customはロック寄りの押し出しと早めのブレイクアップ。
  • こんな人におすすめ 大箱のステージ/スタジオで、太いクリーンを土台にペダルを鳴らす人。一生モノのFenderクリーンを一台持っておきたい人。王道クリーン重視なら’65、多用途性なら’68 Custom。
  • 操作感 チューブ駆動スプリングリバーブ/トレモロを搭載。専用の歪みチャンネルはなく、歪みは外部ペダル前提。約29kgと重く、運搬が最大の難点(モデル差はSEC4)。
向かない人:自宅・小箱メインでハイゲイン中心、運搬を最小化したい人。85Wは自宅では本領を出しづらい。出力の小さいDeluxe Reverbや、回路の異なるモデリング機(Tone Master等)が候補になる。
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1. 三大特徴とサウンド傾向

世界基準の”鈴鳴り”クリーンと85Wヘッドルーム

心臓部は6L6パワー管4本によるAB763系回路。85Wという余裕のヘッドルームから生まれる澄んだクリーンは、ロック・ブルース・カントリー・ジャズとジャンルを問わず無数の名盤を支えてきた。「クリーンなエレキギターの音」の基準点そのものと言える一台。

最強クラスのペダルプラットフォーム

色付けの少ない透明なクリーンは、ペダルボードのキャンバスとして極めて相性が良い。歪み・空間系を前段に並べても土台がブレず素直に鳴らす。専用の歪みチャンネルを持たず、外部ペダルで音を作る設計思想。

’65と’68 Customで性格を選べる

現行のチューブ機は2モデル。’65はJensen C-12Kで澄んだ王道クリーンに振り切り、’68 CustomはCelestion G12V-70とCustomチャンネルの’59 Bassmanトーンスタックでロック寄りの押し出しと早めのブレイクアップを狙う。両機ともチューブ駆動のスプリングリバーブ/トレモロを搭載。

2. 世界のレビュー

🏆 大絶賛※引用(斜体)は実在レビューの原文/日本語は意訳です
🇫🇷 Audiofanzine(仏)|’65
“after 8 years, it is also new at the beginning, very powerful, very reliable, a classic”
8年使ってきたがいまだに買った初日と変わらない。パワフルでとにかく壊れない。まさに”定番”と呼ぶにふさわしい一台だ。長く付き合うほどこの安定感のありがたみが効いてくる。手放す理由がいつまで経っても見つからない。
🇩🇪 Thomann(独)|’65
“Der Twin bietet in erster Linie einen unschlagbaren Clean-Sound. Ich würde mir jederzeit wieder einen Twin kaufen.”
Twinの何が凄いってまず何を措いてもクリーンだ。この抜けと澄み方はほかじゃ代えがきかない。もし今の一台を失っても俺は迷わずまたTwinを買う。それくらい信頼してる。
🇪🇸 guitarristas.info(西)|’65
“Me encanta el empuje que tiene, como proyecta el sonido, el sustain que te da.”
今まで試したアンプの中でいちばん気に入った。この押し出しの強さ、音の飛び方がたまらない。ボリュームを3.5あたりから上げていくとサステインの伸びがまるで別物になる。鳴らすほど惚れ込む、そんなアンプだ。
🇺🇸 Sweetwater(米)|’68 Custom
“this is the best sounding amplifier I have ever used.”
FenderもMesa Boogieもこれまで何台も渡り歩いてきた。そのうえで断言する——今まで使った中でいちばん音のいいアンプはこれだ。長い遍歴の果てにたどり着いた結論がこの’68 Customだった。
⚖️ 中立
🇫🇷 TDPRI(仏)|’65
“they are rather designed to play loud (and they are LOUD)”
良いアンプだよそれは間違いない。ただ65リイシューには2つ引っかかる点がある。まずマスターボリュームがない——だから基本”大音量で鳴らす”前提の設計で実際とにかくデカい。もう一つ個体によってはトレモロ回路のオプトカプラがソリッドステートの小基板に置き換わっていてそのぶんノイズが出やすい。惚れてるからこそそこは正直に言う。
🇸🇪 Thomann(欧)|’65
“the tremolo and reverb are excellent. It weighs a ton though!”
クリーンは文句なしに透き通っている。トレモロもリバーブも一級品で”あの音”がちゃんと出る。ただ——重さだけは別だ。まるで鉛の塊。音に惚れても運ぶたびに現実へ引き戻される。
🇺🇸 Reddit r/GuitarAmps(米)|’65
“you won’t get that insane headroom that makes the twin stand out”
俺は同じTwinにTADのサイレンサーを噛ませてる。IRローダーと組み合わせれば自宅でもノイズなしにかなり本物っぽいTwinの音が録れる。でもTwinを際立たせるあの馬鹿げたヘッドルームだけは、この方法じゃ絶対に出せない。そこが悩みどころだ。
🇺🇸 Sweetwater(米)|’65
“Nothing is as good as this amp; it just gets it right.”
これ以上のアンプはない。とにかく”ツボ”を外さないんだ。ただし俺は手を入れる——出力トランスは必ず交換する(今Fenderが使ってるやつはひどい)。JensenもWeberに載せ替える。素の完成度に惚れつつ現行の部品には注文をつけたくなる。そういう一台だ。
🌶️ 激辛
🇺🇸 TDPRI(米)|’65
“It was the quintessential P.O.S. The absolute worst amp I’ve ever owned.”
’65リイシューは買ったことを心底後悔した唯一の一台だ。絵に描いたようなガラクタ——今まで所有した中で文句なしに最悪だった。キンキンして個性のかけらもない。2年かけて好きになろうと努力したが完全な時間の無駄。重くてうるさくて、そして魂がなかった。
🇫🇷 Audiofanzine(仏)|’65
“it is an amp that is at an exorbitant price for what it is”
はっきり言う。中身に対して値段がべらぼうに高い。名前とロゴにいくら払うつもりがあるか——それを試されているようなアンプだ。音を否定はしない。ただこの価格が見合っているかと聞かれたら俺は首を横に振る。
🇺🇸 Strat-Talk(米)|’68 Custom
“It’s clean, loud, and heavy, and not cheap.”
クリーンでデカくて重くて、そして安くない。Tonemaster(モデリング)のほうが軽いし安いし評価も悪くない。そもそも今は”一芸だけ”のアンプを人は欲しがらなくなってる。真空管とその復刻機は素晴らしいアンプだよ、でも——70〜80年代に使ってた世代を除けばその時代はもう過ぎたんだ。
👍 🇩🇪Thomannで最初にプラグインした瞬間、’65 AVRIストラトとの組み合わせに夢中になった。リバーブはスプリングの”跳ね”がたまらない。
👍 🇺🇸テレキャスターを繋いだ瞬間、妻が家の反対側から「その音、何のギター?」と聞きに来た。
👍 🇪🇸Twinのリバーブは1990年から毎日弾いてるが、メンテナンスなんて一度もしてない。33年そのままだ。
😐 🇺🇸’68 Customはペダルとの相性が抜群。ただVintageとCustomのチャンネルで5dBほど音量差があって、ABスイッチが要る。
👎 🇺🇸85Wの真空管アンプを自宅練習に使おうなんて無謀。Volume 2でもう近所迷惑だ。
👎 🇺🇸’68 Customはリバーブをオンにするとハムがひどい。何台試しても同じ症状で、送料200ドルを無駄にした。

3. 競合比較

機種出力回路スピーカー歪みChFXループ重量
Fender Twin Reverb
(代表機)
85WTube 6L6×42×12″約29kg
Fender ’65 Deluxe Reverb22WTube 6V6×21×12″約19kg
Vox AC30C230WTube EL84×42×12″Top Boost約32kg
Roland JC-120120W (60W×2)Solid State2×12″内蔵約28kg
→ 横スクロールできます※価格は「価格と相場」に集約
選び方:Twin Reverbは専用の歪みチャンネルを持たないクリーン主体・85Wの大ヘッドルーム機で、太いクリーンとペダルの乗りが最大の武器。歪みも1台で完結させたいなら内蔵ディストーション+FXループを持つソリッドステートのJC-120、英国系のチャイム寄りならAC30C2、同じFenderで軽さと取り回しを取るなら出力の小さいDeluxe Reverbが候補。代表機としてTwin Reverbを掲載しており、’65/’68 Customのモデル差はシリーズ比較を参照。
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4. シリーズ比較(’65 vs ’68 Custom)

機種世代/外装スピーカーチャンネルリバーブ・トレモロ音の傾向
’65 Twin Reverbブラックフェイス 黒Tolex+シルバーJensen C-12K ×2Normal/VibratoVibrato chのみ澄んだ鈴鳴りクリーン・王道
’68 Custom Twin Reverbシルバーフェイス ドリップエッジCelestion G12V-70 ×2Vintage/Custom両ch対応ロック寄りの押し出し・早めのブレイクアップ
→ 横スクロールできます※価格は「価格と相場」に集約
選び方の目安:Fenderの澄んだクリーンを純粋に、ペダルの土台として色をつけたくないなら’65。クリーンに加えてロック寄りの押し出しや早めの歪み、両ch対応のリバーブ/トレモロという現代的な使い勝手も欲しいなら’68 Custom
※共通=85W/2×12″/4×6L6。’68 CustomのCustom chは’59 Bassmanトーンスタックを採用、NFB(ネガティブフィードバック)低減でタッチ感度を上げ、ハンドワイヤードのチューブソケット+Schumacherトランスを搭載。重量・出力はほぼ同じで、最後はスピーカー(Jensen vs Celestion)とルックスの好みで選んで問題ない。

5. 価格と相場

’65 Twin Reverb
約 ¥280,000
海外 約 $2,199(送料・関税別)・2026/7
’68 Custom Twin Reverb
¥240,000〜¥280,000
海外 約 $1,999(送料・関税別)・2026/7

Gear Wise Diagnosis

中古相場:長期にわたり大量に流通してきた’65は、中古個体が安定して市場に出ている。重量ゆえに「運べず手放す」ケースが多く、状態の良い個体が中古に回りやすいのも特徴。’68 Customは比較的新しく、中古の流通量は’65より少なめ。購入時は、リバーブ・トレモロの効き、ノイズの有無、真空管とスピーカーの状態を確認したい。

長期トレンド:’65・’68 Customとも現行モデルとして流通は継続。一方で本体の実売は上昇基調にあり、交換用真空管の価格もじわじわ上がっている。本体だけでなく維持コストの面でも、かつてのように気軽に付き合える機材ではなくなりつつあるのが実情だ。

為替の影響:米国製・USD建ての製品のため、国内価格は為替の動きを強く受ける。円安局面では国内価格が上振れしやすく、円高に振れれば輸入価格が落ち着く。

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6. Echo Notes

— さらに知る
MEDIA
🇬🇧 MusicRadar
巨大なクリーン、エフェクトの通りも文句なし——ヘッドルームは底が見えないほど深く、’68 Customはそこへロックの押し出しが乗ってくる。クラシックの風格をそのままに堂々と鳴る一台だ。ただ、このパワーは現代のプレイヤーには大きすぎるかもしれないし、価格も高い。名機であることと、いま自分の現場で活きるかどうかは分けて考えたほうがいい。
🇺🇸 Just Guitar Amps
PCB製のリイシューでオリジナルの魂を捉えられるのか——結論から言えばイエスだ。教会の礼拝から満員のクラブまで、大音量のクリーンが要る現場ならこれ一台で足りる。長所はパワフルで突き抜けるクリーントーン、短所は重さに尽きる。パワーアンプの歪みが目当てなら出力の小さいDeluxe Reverbを見たほうがいい。用途さえ取り違えなければ裏切らないアンプだ。
PLAYERS
Don Rich
Buck Owens & the Buckaroosのリードギタリスト。ブラックフェイスTwin Reverbとテレキャスターの組み合わせでBakersfield Soundを築き、”Act Naturally””Together Again”などのクリーンなカントリー・トーンの基準を作った。
Keith Richards
The Rolling Stones。長年Fender Twinを愛用(主に’50sツイードTwin。シルバーフェイスTwin Reverbの使用も確認されている)。低ゲイン・高トレブルでブレイクアップ直前を突く、クリーン〜クランチの代名詞的存在。
TRIVIA
  • 「Vibratoチャンネル」が生むのは音量が揺れる”トレモロ”で、ピッチが揺れる”ビブラート”ではない。Leo Fenderが用語を取り違えたまま製品化し、その誤称が半世紀以上そのまま残っている。
  • 1965年1月、Leo FenderはFenderをCBSに売却した。’65 Twin Reverbが復刻する「1965年のサウンド」は、Leo自身が手がけた最後期のBlack Panel——つまりCBS買収直前の音でもある。
  • ’68 Customはハンドワイヤードのチューブソケットと、オリジナル同様のSchumacher製トランスを搭載。Customチャンネルの’59 Bassmanトーンスタックとネガティブフィードバック低減により、通常のTwinより早めにブレイクアップする。
VIDEO
'65 Twin Reverb 公式デモ
’65 Twin Reverb 公式デモ
'68 Custom Twin Reverb 公式デモ
’68 Custom Twin Reverb 公式デモ
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最終更新:2026年7月|価格・在庫は変動します。