Looperboard
Released
2019
Tracks
4
Resolution
32bit / 48kHz
Footswitches
12 (RGB)
Power
19V DC
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結論
- 音の傾向 32bit/48kHzの高音質録音と4トラック・ステレオ。7インチ・タッチと12フットスイッチで、演奏を止めずにループを積み・崩せる旗艦ルーパー。
- こんな人におすすめ ボーカル・弾き語り・マルチ楽器で本格ソロループを組みたい人。XLR×4とファンタム電源、豊富なルーティングでボードの中心に据えたい人に。
- 操作感 大画面のタッチUIとRGBフットスイッチで直感的。多機能ゆえ最初は設定の把握に時間がかかるが、慣れると自由度は桁違い。
向かない人:足元に置く簡易ループだけが目的の人。サイズ・重量(約5.5kg)と価格は大きく、シンプルなコンパクトルーパーで十分な用途にはオーバースペック。
※本機は生産完了。新品は流通在庫限りで、入手は中古が主軸になる。
※本機は生産完了。新品は流通在庫限りで、入手は中古が主軸になる。
1. 三大特徴とサウンド傾向
▼7インチ・タッチ操作の司令塔
スマホ感覚のマルチタッチ画面で、4トラックの波形・ルーティング・エフェクトを見ながら操作。ループ状態を目で確認しながら組めるのが最大の強みだ。
4イン/4アウトと膨大な録音時間
XLRコンボ入力×4(+48Vファンタム)で、ボーカル・ギター・キーボードを同時に扱える。内蔵9時間以上、USB/SD拡張で実質無制限の録音時間を持つ。
12フットスイッチの自在なループ制御
RGB LED付きの12スイッチで、録音・オーバーダブ・リバース・フェード・バウンス等を演奏中に操作。ハンズフリーで完結する設計で、追加機材を要らなくする。
レビュー分析スコア
ECHO
※本機は生産完了により星評価の母数が少なく、Audiofanzine・zZoundsの少数レビューに加え、The Gear Page/Musiker-Board等の海外フォーラムの声と専門誌評を編集部が総合したスコアです。
2. 世界のレビュー
▼🏆 大絶賛※引用(斜体)は実在レビューの原文/日本語は意訳です
🇫🇷 Audiofanzine(仏)
“c’est une machine impressionnante”
とにかく圧倒される一台だ。これは「ペダル」じゃない。足元に置く小さなスタジオだよ。やれることの多さに、最初は目が回るくらいだった。でも一度手に馴染むと——もう他には戻れない。
🇺🇸 zZounds(米)
“A Seriously Serious Looper”
真剣だ。冗談抜きで真剣なルーパーだ。この価格は伊達じゃない。4トラック、ステレオ、あの画面。ソロで一人バンドをやりたい人間にとって、これは本気で応えてくれる相棒になる。買って後悔はしていない。
🇩🇪 Musiker-Board(独)
“Was den Headrush für mich zum ultimativen Looper macht ist der Bildschirm.”
Boss時代からのループ使いだ。RC20、RC300と渡り歩いて今はこれ。バンドでも使うからクリックの扱いは死活問題だが、Headrushは段違いに快適——どの出力へクリックを送るか選ぶだけで、専用ツマミでヘッドフォンに回せる。4入力にエフェクトや楽器を役割ごと割り当てられ、入力段の質もBossよりはっきり上だ。これを”究極のルーパー”にしているのは、あの画面だよ。どのトラックが今どこを走っているか離れても一目で分かり、フットスイッチも色で状態を教えてくれる。今やソロコンサートはほぼこれ一台。頼もしい相棒だ。
⚖️ 中立
🇫🇷 Audiofanzine(仏)
“Tout fonctionne à merveille… sauf pour 3, 4 bricoles”
ファーム2.05になってから、すべてが見事に動く。安定性は文句なし。……ただ、3つ4つ細かい不満はある。クリック機能の詰めの甘さと、付属の電源アダプタの頼りなさ。そこさえ除けば、本当によくできた機械だ。
🇺🇸 zZounds(米)
“IMO the best looper on the market”
個人的には、市場で一番のルーパーだと思う。音も機能も申し分ない。……ただし、だ。エフェクトの切り替えの操作性はもう一歩。そしてメーカーサポートには正直がっかりした。製品自体は最高なだけに、そこが惜しい。
🇩🇪 Musiker-Board(独)
“ne reine Wiederholungs-Maschine is mir zu langweilig”
マニュアルに目を通した。悪くない箱だ。よく整理され、端子も普通より多め、エフェクトの組み込みも良さそう。フィードバック制御があるのは評価する——市場リーダーが20年以上できなかったことだ。ただ、ループを単なる繰り返し機以上にする”遊べる特殊機能”は物足りない。「史上最強のスタンドアロン・ルーパー」の謳い文句には賛同できない。全部を一箱に詰めたいなら実用的だが、ただ繰り返すだけの機械は、正直退屈なんだ。
🌶️ 激辛
🇫🇷 Audiofanzine(仏)
“Grosse déception”
大きな失望だ。Thomannで買ったら初期不良、すぐ交換。しかも謳い文句の内蔵ドラムループ「300」を数えたら、実際に使えるのは100ほど。ストレージ表記も食い違う。値段を考えれば、こういう詰めの甘さは看過できない。期待していたぶん、堪えた。
🇺🇸 zZounds(米)
“Seriously flawed. Do not buy.”
深刻な欠陥品だ。買うな。この一言に尽きる。高い金を払って、これか。動作の不安定さに振り回され、演奏どころじゃない場面が何度もあった。名前負けもいいところだ。俺は薦めない。絶対に。
🇺🇸 The Gear Page(米)
“This thing is not ready for prime-time. Not even close.”
発売初日で返品した。正直、市場に出す段階じゃない。7年前設計の愛用RC300が当たり前に持つ基本機能が、これには無い。小節の途中で録音を始められない、テンポも検知しない、停止も小節の頭まで待たされる。エフェクトも凡庸で、コーラスはトレモロっぽくて使えたものじゃない。$900出してこの完成度か。学習コストに見合わない。RMAはもう手配した——一人前になったら声をかけてくれ。
👍 🇺🇸今まででこれが一番だ。内蔵エフェクトも良くて操作も簡単。この機種はもっと評価されていい。ドラムトラックも音質も文句なし。
👍 🇪🇸別々のチャンネルに録れるのが最高だ……素晴らしい。
😐 🇺🇸今日ちょうど触った。操作は簡単でいい機材だ。ルーパー部分だけは試せなかったけどね。
😐 🇺🇸曲も構成もいい。ただ本番中にメニューを開いて設定を変えるのに時間がかかる——そこだけが惜しい。
🌶️ 🇺🇸全部入りの宿命だな。タップ操作が多すぎる。ライブでこれを使ってる人を見たことがない。スタジオ録音には良さそうだけど。
🌶️ 🇺🇸床にかがんで操作するのは大きなマイナスだ。Aeros Loop Studioなら6パート×6トラックで36ループ、しかも価格は2/3で済む。
3. 競合比較
▼| 機種 | トラック数 | 音質 | フットSW | マイク入力 | 録音時間 |
|---|---|---|---|---|---|
| HeadRush Looperboard (本機) | 4 ステレオ/モノ | 32bit float/48kHz | 12 RGB | XLR×4 +48V | 9時間+ 内蔵/拡張無制限 |
| BOSS RC-600 | 6 ステレオ | 32bit float | 9 | XLR×2 +48V | 約13時間 合計 |
| Pigtronix Infinity 3 | 2 ステレオ | 24bit 48kHz | 3 | なし | 約3時間 |
| Singular Sound Aeros Loop Studio | 6 ステレオ | 32bit float 24bit録音 | 4 | なし | 3時間+ SDで48時間 |
→ 横スクロールできます※価格は「価格と相場」に集約
選び方:大画面タッチとXLR×4でボーカルも扱う本格派なら本機。より多いトラックとBOSSのFX資産・リズムを取るならRC-600。同じくタッチ操作で36ループ・省スペースを狙うならAeros Loop Studio(ただしマイク入力やエフェクトは持たない)。ボードに載る軽量2ループで十分ならInfinity 3。なお本機は生産完了のため、新品は流通在庫限り。
現在の取扱・価格
4. 使い方Tips
▼4入力を役割で振り分ける ROUTING
タッチ画面のAudio Routingで、4つの入力をトラックごとに割り当てる。ボーカルをTRK1、ギターをTRK2…と役割を分けておくと、各トラックのモニターや出力を独立して整えられる。ソロループの土台はここで決まる。
5つのトラックモードを使い分ける MODE
Fixed・Serial・Sync・Serial/Sync・Freeの5モードで、トラック同士の同期の仕方が変わる。曲構成を切り替えたいならSerial系、自由に重ねたいならFree。自分の演奏スタイルに合うモードを先に決めておくと迷わない。
フットスイッチを自分仕様に CUSTOM
START/STOPフットスイッチには、よく使う機能をショートカット割り当てできる。リバース・フェード・バウンスなど、演奏中に足で呼び出したい操作を手前に置いておくと、ハンズフリーで完結する。
USB/SDで録音時間を無制限に STORAGE
内蔵9時間以上でも足りなければ、背面のUSB-A×2とSDに外部ドライブを挿すだけで録音時間は実質無制限に伸びる。長尺のバッキングトラック再生や、ループの書き出し・読み込みもここから行える。
5. 価格と相場
▼GEAR ECHO
※正確な年次価格ではなく、傾向を示す参考イメージです。現在値のみ実数。中古は発売後の相場を年次で示しています。
🇯🇵 国内新品
約 ¥88,000
流通在庫限り・2026/8
🇯🇵 国内中古
¥62,700〜77,000
中古市場の参考値・2026/8
🌍 海外 USD(発売時)
$899
発売時US MSRP・現在は在庫限り
Gear Wise Diagnosis
中古相場:国内中古は約 ¥62,700〜77,000で、状態の良い個体が複数流通している。生産完了機ながら玉数はまだあり、旗艦ルーパーを実勢より抑えて狙うなら中古が現実的だ。付属(AC/箱)の有無で価格に開きが出る。
長期トレンド:2019年発売、US MSRP $899の高価格帯フラッグシップ。国内は発売時 約 ¥101,667から緩やかに推移したが、現在は生産完了で新品は流通在庫限り。後継の位置づけとしてはルーパー機能を内包する「HeadRush Core」が現行ラインに登場している。
為替の影響:海外はクリアランスで値下がりが進む一方、国内の新品在庫・中古は円安を反映して底堅い。入手を急がないなら、中古の良個体を待つのが賢明だ。
現在の取扱・価格
6. Echo Notes
— さらに知るMEDIA/ メディア評価
🇺🇸 Guitar World
HeadRushはPedalboard、Gigboardに続く3台目として、タッチスクリーンの発想をルーパーに持ち込んだと我々は見ている。クアッドコアと5つのトラックモード、12のRGBフットスイッチ、時間軸を伸縮させるタイムストレッチ——足元で完結する live looping の理想形を目指した一台だ。$899という価格は、その野心の表れでもある。
🇩🇪 SoundCrunch
小さくも軽くもなく、価格も相応に張る。だが詰め込まれた機能を思えば当然だと我々は考える。7インチ画面と12フットスイッチで、ほぼ立ったまま操作を完結できるのが強みだ。フットスイッチの数を必要とせず、MIDI機材を別途組むなら、RC-505やEHX 45000も選択肢になる。ハイエンドを求めるなら、長く付き合える一台だ。
PLAYERS/ 使用プロ
Albino Mbie
モザンビーク出身・Berklee卒のシンガーソングライター。本機で楽曲を制作する公式デモ動画があり、HeadRush公式に使用機材として明記されている。
Rachel Ombredane
フランス人フルート奏者、デュオRosawayのメンバー。GigboardとLooperboardを併用していることが公式に記載されている。
Nick Di Donato
イタリア在住のギタリスト。配信・ライブでHeadRushのPedalboard/Gigboard/Looperboardを使用している。
TRIVIA/ 豆知識・トリビア
- 2019年4月発売。7インチ・タッチディスプレイを備えた「世界初のフロアボード型ルーパー」を謳い、Pedalboard/Gigboardに続くHeadRush第3の製品として登場した。開発の母体はPro Toolsの「Eleven Rack」チームで、inMusicグループ(M-Audio/Akai/Alesis等)に属する。
- 2020年の無償ファームウェア2.0で、USB/SD接続による実質無制限の録音時間、オートボーカルハーモニー&チューニング、フットスイッチのカスタマイズ、DJ風エフェクトなどが追加され、機能が大きく拡張された。
- 現在は生産完了。ルーパー機能を内包する後継的存在として、アンプモデリングやAntares AutoTuneも統合した「HeadRush Core」が現行ラインに登場している。
VIDEO/ 動画
公式
DEMO
最終更新:2026年8月|価格・在庫は変動します。
