Blues Cube

Gain
Bass
Middle
Treble
Master
ROLAND
Blues Cube
Origin
2015
Output
30–100W
Lineup
5 Models
Circuit
Tube Logic
Voicing
Tone Capsule
本ページには広告を含みます。
結論
  • 音の傾向 真空管を使わないソリッドステートながら、独自のTube Logicでtweed期の真空管アンプの挙動を回路ごと再現。硬すぎない温かなクリーン〜軽・中程度のクランチが身上で、タイトなハイゲインやメタルは守備範囲外。
  • こんな人におすすめ 真空管の質感は欲しいが、重さ・メンテ・音量問題を避けたい人。ブルース/ロック/カントリー/ジャズ。Power Controlで自宅からライブまで同じ質感を保て、Tone Capsuleで音色キャラも差し替えられる。
  • 操作感 SSで信頼性が高く軽量。肝はPower Control(0.5〜max)。Stage以上は2ch+Dual Tone、Artist以上でトレモロ・FXループ・プレゼンスが加わる(モデル差はSEC4)。
向かない人:本体だけで締まったハイゲイン/メタルを出したい人(歪ませると設計上ややルーズで締まりに欠ける、との声)。加えて発売から約10年で上位機(Artist212・Tour)は生産完了となり、現行ラインはHot/Stage/Artistへ縮小。新品はStageが中心で、上位機は中古が主軸になりつつある。
¥66,000 (2026/08/13 07:39時点 | 楽天市場調べ)

1. 三大特徴とサウンド傾向

モデリングを超える「Tube Logic」

単なる音の模倣ではなく、tweed期の真空管アンプが入力からスピーカーまでで見せる複雑な相互作用——プリ/出力段の歪み方、電源のコンプレッション、タッチへの反応——を回路レベルで再現する設計思想。1990年代の初代Blues Cubeを大きく進化させた核であり、後のBOSS Katana/Nextoneにも受け継がれている。

音量問題を解く「Power Control」

全モデル共通の可変出力機構。0.5W/15W/45W/maxの4段で、出力段を絞っても”クランクした”質感をそのまま保てる。真空管では避けられない「良い音は爆音でしか出ない」というジレンマを設計で解決し、自宅の小音量とステージの大音量で同じニュアンスを出せるのが強み。

音色を差し替える「Tone Capsule」

背面ソケットに差し替えるだけでアンプの声そのものが変わる拡張パーツ。Ultimate Blues、New York Blues、Eric Johnson監修モデルなどがあり、6V6系のアメリカン、EL84系のブリティッシュへとキャラを付け替えられる。買い替えずに音の幅を広げられる仕組み(最小モデルのHotは非対応)。

2. 世界のレビュー

🏆 大絶賛※引用(斜体)は実在レビューの原文/日本語は意訳です
🇪🇸 guitarristas.info(スペイン) | Blues Cube Artist
“su tecnología Tube Logic funciona de verdad. El sonido es impresionante.”
Rolandの宣伝みたいで悪いが、正直に言わせてくれ——Tube Logicは本物だ。ちゃんと機能してる。中古で手に入れた一台だが、鳴らした瞬間に分かった。とにかく、音が凄い。
🇫🇷 Audiofanzine(仏) | Blues Cube Stage
“j’adore cet ampli, son expressivité, sa souplesse, c’est ce que j’ai toujours cherché.”
もう、このアンプが好きで仕方ない。表現力、しなやかさ——ずっと探し求めていたのは、これだったんだ。弾いていて、ただ気持ちがいい。
🇬🇧 Thomann(英・欧) | Blues Cube Artist
“I have been very impressed by this amp, to the point where this is the first review I have ever submitted.”
ライブは長年ずっと真空管一筋だった。でも、重い機材を運ぶのにいい加減くたびれてね。半信半疑でこいつに賭けてみたら——生まれて初めて、レビューを書きたくなるほど感心した。パブのギグを毎週こなす実戦派の俺が言うんだ、間違いない。
🇺🇸 Sweetwater(米) | Blues Cube Artist
“for Rock, Country, Jazz, Jazz fusion, and just about everything else, I think it’s the best!”
はっきり言っておく。メタル向きの神アンプ、ではない。だが——ロック、カントリー、ジャズ、フュージョン、そのほかほぼ全部なら、これが最高だと思う。
⚖️ 中立
🇪🇸 guitarristas.info(スペイン) | Blues Cube Artist
“el sonido que estoy obteniendo por las salidas USB y 1/4 es más oscuro que el del ampli directo a PA por el XLR.”
個体が違っても同じ音が出る——この再現性は本当に素晴らしい。ただ一点だけ。USBと標準アウトから出る音は、XLRでPAに直接送った音より暗い。ライン録りで使うつもりなら、そこは頭に入れておくといい。
🇫🇷 Audiofanzine(仏) | Blues Cube Stage
“Le gain est faible avec une strat et même à fond, il y a à peine un leger crunch.”
クリーンは文句なしに美しい。ただ、ゲインは弱い。ストラトだとフルにしても、かすかにクランチが乗る程度だ。歪みが欲しいならペダル前提だな。あと、もう少し安ければ言うことなしなんだが。
🇫🇷 Audiofanzine(仏) | Blues Cube Stage
“Un peu baveux dans les graves avec des doubles bobinages.”
壊れにくいし、ダイナミクスもいい。それは認める。だが正直に言えば、俺が改造した2台のBlues Juniorのほうが好みだ。ハムバッカーを挿すと低域が少しダブつく。値段も、もう一声ってところ。
🇺🇸 Sweetwater(米) | Blues Cube Stage
“Turning the Crunch volume up and the master down adds a hair more distortion, but it’s muddier.”
クランチのボリュームを上げてマスターを絞ると、歪みは少しだけ増える。ただし、その分だけ音は濁る。パワーアンプが歪む、あの感触はさすがに出ない。とはいえ——期待した通り、いや期待以上だった。星4つだ。
🌶️ 激辛
🇪🇸 guitarristas.info(スペイン) | Blues Cube
“lo probé buscando lo mismo que vosotros… no me enamoró. Ni fu ni fa… me desengañé.”
俺もお前らと同じものを求めてBlues Cubeを試した——温かくて、ブルージーで、扱いやすい音をな。だが、惚れなかった。可もなく不可もなく。正直、がっかりしたよ。90年代にあった初代のBlues Cubeのほうが、俺は好きだったと思う。
🇬🇧 TDPRI(英) | Blues Cube Stage
“once pushed into distortion… too flabby an overdriven tone-especially for tight rhythm parts.”
Stageを買った。音は気に入ったよ、最初はな。だが歪ませた瞬間に化けの皮が剥がれた。設計者はわざとルーズさを仕込んだんだろう——おかげで歪みはブヨブヨ。タイトなリズムを刻むには締まりがまるで足りない。当時レスポールを弾いてたが、Fenderの挙動を真似ようとした結果がこれだ。
👍 🇬🇧真空管の重さに疲れて導入した。NY Bluesのカプセルを挿したら、”まあまあ”だった音が一気に化けたよ。
👍 🇺🇸マーシャルもVoxもSpark 2も持ってる。それでもBlues Cube Hotのモデリングは頭ひとつ抜けてる。今や一番のお気に入りだ。
👍 🇺🇸Stageは名機だった。手放したのはArtistの資金にするためだけ——それくらいこのシリーズを信頼してる。
👍 🇨🇭一年前に買い逃したが、ブルースやロックのギグ用にアンプが要るなら、迷わずまた買うね。それくらい良い音だ。
😐 🇺🇸チューブアンプに負けない音だと思う。唯一の不満?……値段だよ、そこだけだ。
😐 🇺🇸音は文句ない。ただディレイが内蔵されてたら、その場で即買いしてた。練習でも結局ディレイを別で持ち歩く羽目になる。

3. 競合比較

機種出力回路音色可変重量
Roland Blues Cube Artist
(代表機)
80WSolid State
Tube Logic

Tone Capsule
16kg
Boss Nextone Artist80WSolid State
Tube Logic

4パワー管切替
16.2kg
Fender Blues Junior IV15WTube14.3kg
Boss Katana-100 Gen 3100WModeling
5アンプ
14.8kg
→ 横スクロールできます※価格は「価格と相場」に集約
選び方:Blues CubeとNextoneはソリッドステートで真空管の質感を狙う”現代型”で、両者は非常に近い立ち位置(Nextoneはより新しい世代で、6V6/6L6/EL84/EL34の4パワー管キャラを切替できる)。対するFender Blues Junior IVは純粋な真空管の鳴りが身上の定番小型機で、15Wと軽量な一方、音色は固定。Boss Katanaは同じTube Logic系ながら5アンプ×多彩なエフェクトを積む多機能モデリング機で、”真空管ライクの質”より”何でもこなす守備範囲”が持ち味だ。重量はいずれも14〜16kg級で、Blues Cubeは4機中では最も重いが、これは80Wのフル出力機を15W機と同クラスの重量に収めているためでもある。「真空管そのもの」ならBlues Jr、「真空管ライクを軽快・自在に」ならBlues Cube/Nextone、「多機能・宅録万能」ならKatana。シリーズ代表としてArtistを掲載しており、出力・サイズ違いはシリーズ比較を参照。
現在の取扱・価格
¥66,000 (2026/08/13 07:39時点 | 楽天市場調べ)

4. シリーズ比較

機種出力スピーカーチャンネルTone CapsuleトレモロFXループ現況
Hot30W1×12″1 +Boost現行
Stage60W1×12″2 +Dual Tone現行
Artist80W1×12″2 +Dual Tone現行
Artist21285W2×12″2 +Dual Tone生産完了
Tour100Wヘッド 別キャビ2 +Dual Tone・独立EQA/B 2系統生産完了
→ 横スクロールできます※価格は「価格と相場」に集約
選び方の目安:宅録〜小音量メインで手頃に始めるならHot。核となる定番はStage(2ch+Dual Tone・Tone Capsule対応で60W)。トレモロ・FXループ・プレゼンス・80Wが欲しい上位機がArtist。より大きなクリーンヘッドルームが要るなら2×12″のArtist212(85W)、最大出力とMIDI・独立EQ・FXループ2系統を備えたフラッグシップが100WヘッドのTour(別売Cabinet410〈4×10″〉と組む・トレモロは非搭載)。全機Power Control(0.5〜max)とTube Logic、内蔵リバーブは共通。
※Artist212とTourは現在生産完了(表の現況欄)で、入手は中古が中心。現行のArtistは流通量が少なめのため、確実に新品で選ぶならStage・Hotが手堅い。スペックは購入時に最新情報を要確認。

5. 価格と相場

Hot
約 ¥58,300〜
Vintage Blonde・国内在庫あり・2026/8
Stage
約 ¥88,000
国内在庫あり(新品が現実的)・2026/8
Artist
約 ¥97,200
海外 約 $899〜999・現行・2026/8

Gear Wise Diagnosis

中古相場:発売から約10年が経ち、シリーズ全体で中古が主軸になりつつある。Artistの中古はおおむね¥55,000〜75,000、Stage・Hotはより手頃に見つかる。生産完了のArtist212・Tourは中古のみで、Tone Capsuleは別売のため付属の有無で価格が動く。新品はStageが最も現実的で、Hot(Vintage Blonde)にも国内在庫が残る。Artistは現行ながら流通量が少なめで、新品在庫は店舗により波がある。

長期トレンド:2015年の再始動から上位のArtist212・Tourが生産完了へと移り、ラインは実質Hot/Stage/Artistへ収斂しつつある。ただし真空管より軽量でメンテフリー、音量を選ばないという価値は普遍で、中古の底も堅め。入口はStage新品、次点でHotやArtistの新品・状態の良い中古が費用対効果の高い選択になりやすい。

為替の影響:Roland/BOSS製品はUSD建て定価が基準になりやすく、円安局面では国内新品が上振れしやすい。並行輸入は電圧(100V)仕様・保証条件と為替を必ず確認したい。

現在の取扱・価格
¥66,000 (2026/08/13 07:39時点 | 楽天市場調べ)

6. Echo Notes

— さらに知る
MEDIA
🇺🇸 Vintage Guitar
再設計されたBlues Cube Artistを弾いて、まず驚くのはTube Logicのリアルさだ。ソリッドステートと知っていても、ピッキングへの応答や歪みの立ち上がりは真空管機のそれに近い。加えてPower Controlのおかげで、小さな音量でも”クランクした”質感が保てる——真空管では味わいにくい実用性で、tweed系の音を軽快に持ち運べる一台だと感じた。
🇬🇧 MusicRadar
説得力のある真空管ライクなクリーンとクランチを、メンテナンス不要のソリッドステートで得られるのが魅力。Tone Capsuleを差し替えればアメリカン/ブリティッシュへと素性を変えられ、一台で音の幅が広がる。純粋な真空管のダイナミクスそのものを求める向きには物足りなさも残るが、”真空管の音を軽く扱いたい”というニーズにはよく応える。
PLAYERS
Eric Johnson
“Cliffs of Dover”で知られるテキサスのトーン職人。Rolandは彼の監修で専用のTone Capsule(TC-EJ)を製品化し、本人も公式デモでBlues Cubeを鳴らしている。細部の音にこだわることで名高いギタリストが関わった点は、このシリーズの音作りを象徴している。
TRIVIA
  • 「Blues Cube」の名は1990年代の初代シリーズ(BC-30/60等)に由来する。2015年、Rolandはこの名を、独自のTube Logic技術で全面再設計して復活させた。
  • Tube Logicは、入力からスピーカーまで真空管アンプの相互作用を回路で再現する設計思想。この考え方はのちにBOSS Katanaやプロ機Nextoneへと展開されていった。
  • 背面のTone Capsuleを差し替えると音色キャラが一変する(Ultimate Blues/New York Blues/Eric Johnson監修モデル等)。ただし最小モデルのHotはこのソケットを持たず非対応。
VIDEO
公式デモ
サウンドデモ
¥66,000 (2026/08/13 07:39時点 | 楽天市場調べ)
最終更新:2026年8月|価格・在庫は変動します。

Amazon.co.jp でギター機材を探す