MXR
Carbon Copy
Carbon Copy
Released
2008
Delay
600ms
Circuit
Analog (BBD)
Bypass
True
Power
9V DC
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結論
- 音の傾向 温かく少し暗いアナログ(BBD)ディレイ。テープエコー的な滲みと自然な減衰で、原音の後ろに溶ける。600ms・3ノブ+MODのシンプル構成。
- こんな人におすすめ 常時掛けの薄い奥行きから、歌うようなリードディレイまでを一台で。難しいことを考えず”鉄板の一色”が欲しい人に。
- 操作感 Delay / Mix / Regen の3つだけで音が決まる。MODで揺れを足し、裏蓋内のトリムで深さ・速さを追い込める。
向かない人:明るくクリアな反復や、ステレオ・タップ・長尺・ルーパーが要る人。多機能を求めるならデジタル機のほうが合う。
1. 三大特徴とサウンド傾向
▼温かく暗いアナログの芯
再生産BBD(バケツリレー)由来の、暖かく少し暗いディレイ音。反復するごとに自然に減衰し、テープエコーのような滲みが原音に溶ける。隙間を埋めても前を邪魔しない。
3ノブ+MODの潔さ
Delay / Mix / Regen の3つだけ。音がすぐ決まる。MODスイッチで揺れを足し、裏蓋内の2トリムでWidth/Rateを調整可能。最大600msはアナログとしては長めだ。
弱点は「暗さ」と「単機能」
明るくクリアな反復は苦手で、上げると滲む。ステレオ・タップ・長尺・ルーパーも無い。多機能ではデジタル機に譲るが、”鉄板の一色”としての完成度は別格だ。
レビュー分析スコア
ECHO
参照ソース
Thomann569
Sweetwater136
Audiofanzine47
Total752
2. 世界のレビュー
▼🏆 大絶賛※引用(斜体)は実在レビューの原文/日本語は意訳です
🇪🇸 Guitarristas.info(スペイン)
“Se trata del mejor pedal de delay que he probado nunca.”
断言する。今まで触ってきたディレイの中で、こいつが最高だ。迷いはない。繋げば分かる、あの温かさ。もう他を探す必要なんてどこにもない。
🇪🇸 Guitarristas.info(スペイン)
“en cualquier posición de las perillas sacas algo que mola. Es más que intuitivo.”
ツマミをどこに振っても、ちゃんと”使える音”が返ってくる。直感的、なんて言葉じゃ足りない。悩む時間がそもそも要らないんだ。
🇩🇪 Thomann(ドイツ)
“Amazingly beautiful sounds, from quirky slapback to dreamlike delay soundscapes”
出てくる音が、とにかく美しい。クセのあるスラップバックから、夢の中みたいなアンビエントまで。この振れ幅を一台でこなすのは、正直ずるい。
🇫🇷 Audiofanzine(フランス)
“Sur basse, c’est le meilleur delay que j’ai entendu à ce jour”
ベースに使ってみろ。今まで聴いた中で、これが一番のディレイだ。ギター用と侮っていた自分を殴りたい。低音でも反復が濁らない。
⚖️ 中立
🇪🇸 Guitarristas.info(スペイン)
“Para casa no merece la pena, ya que se encuentran plug-ins más económicos”
音は文句なしだ。Regenで飽和させた時の揺れなんて、最高に音楽的だと思う。ただ——宅録だけなら、正直もっと安いプラグインで足りる。そこは冷静に。
🇩🇪 Thomann(ドイツ)
“the echoes get muffled and distorted”
FXループに入れると、反復がこもって歪む。Dry Killが無いのが効いてるんだ。ただこれ、電源を12Vで走らせると化ける。要は使い方次第、という一台だ。
🇫🇷 Audiofanzine(フランス)
“elle sature si on lui envoie trop de signal dans la tronche”
信号を突っ込みすぎると、あっさり飽和する。内部modの追い込みは正直”地獄”だった。でも音そのものは絶品だ。手はかかる。それでも、惚れてる。
🇬🇧 Gearspace(イギリス)
“this MXR is a subtle effect, tending toward the dark”
効果は控えめで、音は暗い方に寄る。そこがいい。……ただ一つだけ言わせてくれ。あの青いLED、目が潰れるほど眩しいのは、いい加減どうにかしてほしい。
🌶️ 激辛
🇫🇷 Audiofanzine(フランス)
“je suis formel, il n’est pas ‘true bypass'”
はっきり言おう。これは”トゥルーバイパス”なんかじゃない。音は死ぬほど暗くなるし、中身は安いチップ基板で、壊れたら直しにくい。俺の耳と手は、そう感じた。
🇺🇸 Sweetwater(アメリカ)
“This is the 2nd Carbon Copy … that did not last a year.”
これで2台目だ。どっちも1年ももたなかった。昔のMXRの品質は、こんなものじゃなかったはずだ。音は好きだよ。だからこそ、この壊れやすさが許せない。
🇺🇸 Sweetwater(アメリカ)
“The pedal saturates immediately on the first echo.”
一発目のエコーからもう飽和してる。長い反復なんて望むべくもない。結局TCのペダルに乗り換えた。あっちの方が、俺のやりたいことに合ってた。それだけの話だ。
👍 🇺🇸今でも文句なしのアナログディレイだ。モジュレーションもいい仕事をする。
👍 🇬🇧7年、ほぼ点けっぱなし。暗いと感じたら12Vで走らせるのがコツだ。
👍 🇦🇺無人島に持っていく一台。裏を開けてトリムで揺れを絞れば、もう最高。
😐 🇬🇧良い。ただモジュはやりすぎ気味。中古なら同価格帯で良い他機もあるぞ。
😐 🌍Deluxe版の揺れの方が良かった。でも無印の潔さ(と点滅しないLED)が結局好きだ。
👎 🇺🇸手放した。揺れじゃなく、音が暗くなりすぎるのが自分には合わなかった。
3. 競合比較
▼| 機種 | 方式 | 最大ディレイ | モジュレーション | バイパス |
|---|---|---|---|---|
| MXR Carbon Copy (本機) | アナログBBD | 600ms | ○内部トリム | True Bypass |
| BOSS DM-2W Waza | アナログBBD | 800msCustom | × | バッファード |
| EHX Nano Deluxe Memory Man | アナログBBD | 550ms | ○コーラス/ビブラート | True Bypass |
| TC Flashback 2 | デジタル8種 | 7s | ○Mod | 切替 |
→ 横スクロールできます※価格は「価格と相場」に集約
選び方:温かく暗いアナログの鉄板なら本機。同系アナログで長め・可変が欲しいならDM-2W。揺れ(コーラス/ビブラート)まで一台で欲しいならNano DMM。ステレオ・長尺・多機能を求めるならデジタルのFlashback 2。
現在の取扱・価格
4. 使い方Tips
▼常時オンの薄いスラップ ALWAYS ON
DELAY
10時
MIX
11時
REGEN
9時
短いディレイ・少なめの反復・控えめなMix。原音の後ろにうっすら奥行きだけを足す”点けっぱなし”の定番。バンドで邪魔にならず音が太くなる。
歌うようなリードディレイ LEAD
DELAY
1時
MIX
12時
REGEN
1時
300〜450ms前後・反復やや多め・Mixは中央。ソロの後ろで音が”歌う”ロングディレイ。ゲイン系の後段に置くと粒が溶けて艶が出る。
暗さと揺れの追い込み MOD / 12V
MODは工場出荷時ひかえめ。裏蓋を開けてWidth/Rateの2トリムを絞ると、耳障りなうねりが上品なコーラス感に化ける。暗すぎると感じたら電源を12Vにすると芯が出て明るくなる(自己責任で)。FXループでこもる時はDry Killが無い点に注意。
5. 価格と相場
▼GEAR ECHO
※正確な年次価格ではなく、傾向を示す参考イメージです。現在値のみ実数。
🇯🇵 国内新品
約 ¥16,000
国内実売(並行)・2026/8
🇯🇵 国内中古
約 ¥11,000
中古市場の参考値・2026/8
🌍 海外新品 USD
約 $160
海外実売・2026/8
Gear Wise Diagnosis
中古相場:定番ロングセラーゆえ流通量が多く、フリマ実勢は約 ¥10,000〜12,000。状態の良い個体も選びやすく、買取も ¥10,000前後と値落ちは緩やか。入門にもモッド素体にも向く。
長期トレンド:2008年発売の世界的ベストセラー。海外USDは $149前後で長く安定し、近年 $159へ。国内は並行実売が ¥16,000前後で手に入りやすい一方、国内正規品は ¥30,800前後と開きが大きく、実際の購入は並行・中古が中心になっている。
為替の影響:海外 約 $160に対し国内並行 約 ¥16,000。円安局面では並行のうまみは薄れやすいが、定番ゆえ流通が厚く実売は落ち着いている。中古は為替の影響を受けにくく、コストを抑えたい場合の現実的な選択肢だ。
現在の取扱・価格
6. Echo Notes
— さらに知るMEDIA/ メディア評価
🇺🇸 Premier Guitar
これまで数えきれないアナログディレイを試してきたが、これは最も”音楽的”な一台だと我々は思う。長いディレイタイムでも音は痩せず、耳障りにもならない。カントリー風の短いスラップバックはタイトで濁らず、Regenの反復は過不足なく自然に減衰する。テープの揺らぎを模したモジュレーションも良いアクセントだ。
🇬🇧 MusicRadar
反復は暗い温かさとクリアさを併せ持ち、自然な減衰でギターとアンプの間に心地よく収まる、と我々は聴いた。短い金属的な響きからエルヴィス風のスラップ、アンビエントまで守備範囲は広い。最大600msは、300msどまりの旧来機や一部の新型を上回る実用値だ。量産アナログディレイとして、これに並ぶものは今なお少ない。
PLAYERS/ 使用プロ
Joe Perry — Aerosmith
エアロスミスのギタリスト。Dunlop公式がCarbon Copyの使用アーティストとして名を挙げる、ロックの大御所。
Al Di Meola
ジャズ/フュージョンを代表するソロギタリスト。同じくDunlop公式が使用者として名指ししている。
Matt Pike — Sleep / High on Fire
ドゥーム/ストーナーの象徴的ギタリスト。Dunlop公式のCarbon Copy使用者リストに名を連ねる。
TRIVIA/ 豆知識・トリビア
- 開発には、Way HugeやLine 6 DL4で知られる設計者George Trippsが関わったとされる。ヴィンテージではなく再生産BBDを採用することで、安定供給と手頃な価格を両立した。
- 基本のM169のほか、ブライトなM269(Bright)、タップ/最大1200msのM292(Deluxe)、小型のM299(Mini)など派生が多い。10周年記念のシルバー筐体M169Aは生産終了。
- MODによる揺れは、裏蓋内の2つのトリムポット(Width/Rate)で深さと速さを追い込める。工場出荷時は控えめなので、開けて調整すると印象が大きく変わる——というのが定番の”隠し味”だ。
VIDEO/ 動画
DEMO①
DEMO②
最終更新:2026年8月|価格・在庫は変動します。
