MX5

HeadRush
MX5
Released
2021
Type
Floor Modeler
Amp Models
52
Effects
74+
Weight
1.6 kg
本ページには広告を含みます。
結論
  • 音の傾向 上位機譲りのマルチコアDSPによるアンプ/キャビ品質を、4インチ・タッチ操作と1.6kgの携帯性へ凝縮した“手のひらモデラー”。
  • こんな人におすすめ ギター+一台でライブと宅録を完結させたい人、タッチで素早くリグを組みたい人、コストを抑えて本格モデラーを狙いたい人。生産終了ゆえ中古・流通在庫で割安に手に入る。
  • 操作感 スワイプ/ドラッグ&ドロップで音作りは爆速。ただしフットスイッチは3つ、暗所ではタッチの誤操作に注意。
向かない人:複数アンプ+多エフェクトの凝ったチェーンを足元で切り替えたい人。DSPの処理上限とフットスイッチ3つが壁になる。パラメーターを深く追い込みたい人にもやや浅く感じる。
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1. 三大特徴とサウンド傾向

手のひらサイズの本格モデリング

上位のPedalboard/Gigboardと同系のマルチコアDSPを核に、アンプ52・キャビ15・IR300以上を搭載。その品質を1.6kgの筐体に落とし込み、バックパックで持ち運べる。

タッチで組む直感操作

4インチのカラータッチディスプレイを、スマホのようにタッチ・スワイプ・ドラッグ&ドロップで操作。メニュー階層を延々と潜らずにリグを組み上げられるのが核。

IR読み込みで化ける拡張性

300以上のIRを内蔵し、サードパーティ製IRも読み込み可能。ギャップレスのプリセット切替、20分ルーパー、USB 24/96のオーディオI/Fまで一台に備える。

レビュー分析スコア
ECHO
参照ソース
※本機は生産終了機で星評価の母数が僅少なため、専門誌評とフォーラムの定性評価から編集部が総合したスコアです。

2. 世界のレビュー

🏆 大絶賛※引用(斜体)は実在レビューの原文/日本語は意訳です
🇪🇸 guitarristas.info(スペイン)
“…me hizo estar mucho más satisfecho con la MX5 que con la Gigboard…”
上位のGigboardから乗り換えた。結論から言う——MX5の方がずっと満足度が高い。フットスイッチは3つだが、同じスイッチの2度押しで6シーンを呼べるから、不便は感じない。今はQuad Cortexと併用しているが、操作系だけなら、試してきた全マルチFXの中でMX5がNo.1だ。
🇪🇸 guitarristas.info(スペイン)
“…me está encantando y siendo muy facil de utilizar y grabar en el cubase…”
初めてのデジタル移行だった。正直、身構えていた。でも触ってみたら夢中だ。使うのも、Cubaseに録るのも、驚くほど簡単。choptonesの無料リグを入れてみたら、その音の良さに嬉しい誤算だった。まだ使いこなす途中だが、これは良い相棒になる。
🇺🇸 Reddit(米)
“50 amps to choose from is just pretty awesome for an old timer.”
最新でも最強でもない。それは認める。でも中古300ドルでこの音なら十分すぎる。実アンプと同じ流儀で組んで、もう7リグ。タッチ画面も気に入ってる。同じアンプ1台で10年やってきた爺には、選べる50台ってだけで最高なんだよ。
⚖️ 中立
🇫🇷 Audiofanzine(仏)
“Navigation très fluide et intuitive… Pas de logiciel pc ou app”
★は満点。でも手放しの絶賛じゃない。ナビは滑らかで直感的、ルーパーの出音はLine 6とは比べ物にならないほど良い。リアンプもできて筐体も好みだ。ただ——フットスイッチの二重機能は正直ややこしい。PCエディタもアプリも無い。MIDI設定は骨が折れる。良い機材だが、万能ではない。
🇪🇸 guitarristas.info(スペイン)
“…ni mueven ese aire ni te pegan en el pecho…”
Pedalboardと併用して現場で使っている。正直に言う。実アンプのあの感覚——空気を動かして、胸を突いてくる圧——それはモデラーには出ない。ここは割り切るしかない。だが、それを除けば残りは全部が利点だ。バックパックで運べて、音チェックは速く、PA技師にも喜ばれる。差は分かった上で、俺はこれを選ぶ。
🇪🇸 guitarristas.info(スペイン)
“…muchas cosas muy buenas, alguna mala”
自宅で弾く分の、均衡した感想を。気になる点はある。ドロップチューニングの音が今ひとつで、ごく僅かな遅延も感じる。EQは5/4バンドのみ、7バンド欲しかった。空間系やコンプもあと一歩。一方で、同じ種類のエフェクトをいくつも重ねられて、複数アンプ・キャビも組める。シーン、タッチ画面、IR無制限、ルーパー——良いところは本当に多い。良し悪しが、はっきりある。
🇺🇸 Reddit(米)
“For home use and practice or recording it’s clean and great effects.”
宅録と練習用なら、クリーンもエフェクトも文句なしだ。内蔵IRはどのキャビモデルより出来がいい。ただ——フットスイッチの不満は本当だ。俺の個体は右スイッチ(長押しでチューナーになるやつ)が調子悪い。まだ動くから、そこにはエフェクトを割り当てずに使ってる。インターフェースに繋いでDAWのプラグインと組めば、音は最高なんだけどな。
🌶️ 激辛
🇺🇸 Reddit(米)
“I don’t think that going from the GP-200 to the MX5 is going to be an upgrade.”
GigboardとValetonのGP-200を持ってて、どっちを残すか迷ってる。正直に言う——GP-200からMX5に乗り換えても、それはアップグレードにはならないと思う。GP-200はXLR出力があって、別途DIを用意せずに済むのがデカい。小さい筐体と、使えるピッチシフターが要るなら話は別だ。でも俺の場合は、MX5に替える理由が見つからない。
🇺🇸 TalkBass(米・ベース)
“…no sound when I turn on the fx loop on the signal chain of the MX5”
ベースでマルチに初挑戦、カバーバンド用に買った。で、いきなり壁だ。FXループにSource Audio Aftershockを繋いでも、オンにすると音が出ない。おまけに、繋がない時より全体の音量が異常に低い。マルチに学習曲線があるとは聞いていたが……これは手強い。
👍 🇪🇸MX5、最高に調子いい。好みと要求次第だとは思うけど、自分には文句なしだ。
👍 🇫🇷兄貴分(大型機)と同じ音がするのに350ユーロ安い。しかもライバルより“オーガニック”に鳴る。コスパは無敵だ。
👍 🇺🇸使えるピッチシフターと、小さい筐体。自分の用途には、それがちょうどハマった。
😐 🇪🇸Gigboardと同じことはできる。ただ良いIRと良いプリセットは必須。“いい音”に辿り着くには時間がかかる。
😐 🇪🇸1〜2発のキャビじゃ、実機の4×12みたいに空気を動かす圧は出ない。差は、確かにある。
👎 🇪🇸音は好きだ。でもこのサイズとインターフェイスがどうしても好きになれない。手放すことにした。

3. 競合比較

機種画面フットSWEXP内蔵IR対応USBオーディオ重量
HeadRush MX5
(本機)
4″ タッチ3◎ 読込可◎ 24/961.6kg
HeadRush Flex Prime
(後継)
4″ タッチ3◎ 読込可◎ 24/961.57kg
Line 6 HX StompカラーLCD
(非タッチ)
3△ 外部端子◎ 読込可約0.8kg
BOSS GX-1004.3″ タッチ8◎ 読込可3.5kg
→ 横スクロールできます※価格は「価格と相場」に集約
選び方:後継のFlex PrimeはMX5とほぼ同一の筐体・同系DSPに、WiFi/Bluetoothとアンプクローン(ReValver)を追加し、モデル数も大幅増(アンプ97クラス)。最大ブロック数もMX5の11から14へ拡張され、自分でアンプをキャプチャーできる点が大きな差だ。裏を返せばMX5は「余計を足す前の、完成された前世代」で、流通在庫・中古でコスパ良く狙える。Line 6 HX StompはHelix同等のDSPが魅力だが、タッチ非対応・エクスプレッションは外部端子・最大8ブロック。BOSS GX-100はGT-1000譲りの物量(23アンプ・150以上のFX)と8フットスイッチ+大型タッチを備えるが3.5kgと重め。「軽量・タッチ操作・内蔵EXP」を一台で満たすMX5の使い勝手は、同価格帯で今も独自の位置にある。
※「最大ブロック数」はメーカーごとに数え方(フットスイッチ/DSPブロック等)が異なり、単純な多寡だけでは比較できない点に留意。
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4. 使い方Tips

バックパック1本のライブリグ LIVE

ギターとMX5、ケーブルだけを持ってハコに入り、PAやFRFRに直結する——それで毎晩同じ音が出せる。1.6kgの軽さとギャップレスのプリセット切替により、アンプを運ばないミニマムなライブ運用が現実的に成立する。カバーバンドや多バンド対バンの現場で特に強い。

宅録・サイレント練習の完結環境 REC

USB経由で24bit/96kHzのオーディオインターフェースとして機能し、別途I/Fなしでギター→MX5→PCの録音が完結する。リアンプにも対応。ヘッドフォン出力を備えるため、深夜のサイレント練習からDAW録音まで一台でまかなえる。

タッチ操作で素早く音を組む TOUCH

タッチ・スワイプ・ドラッグ&ドロップでリグを構築できるのが本機の核。空のリグにアンプとキャビを置くだけで「雰囲気のある音」が出る。内蔵エクスプレッションペダルのハンズフリー編集を使えば、演奏しながらパラメーターを追い込める。

サードパーティIRで化けさせる IR

標準で300以上のIRを内蔵し、さらに市販のサードパーティ製IRをドラッグ&ドロップで読み込める。出音の素性はキャビ/IRで大きく変わるため、好みのIRを一枚足すだけで価格帯を超えた質感に到達できる。投資効率の高い領域だ。

5. 価格と相場

GEAR ECHO
※正確な年次価格ではなく、傾向を示す参考イメージです。現在値のみ実数。
🇯🇵 国内新品
約 ¥64,800
生産終了・流通在庫わずか・2026/5
🇯🇵 国内中古
¥39,800〜46,750
状態による・2026/5
🌍 海外新品 USD
約 $350
流通在庫・定価$399・2026/5

Gear Wise Diagnosis

中古相場:¥39,800〜46,750が主流。生産終了後も流通量は確保されており、状態の良い個体が市場に出ている。底面が樹脂である点と、内蔵エクスプレッションペダルの動作・ガタつきは現物確認を推奨。消耗の少ない機材のため、初期不良さえなければ中古でも実用上の問題は出にくい。

長期トレンド:2021年発売。2024〜25年にかけて後継Flex Primeへ移行し生産終了となった。新品は流通在庫(約¥64,800)が中心で、今後は減少方向にある。Flex Primeとほぼ同筐体・同系DSPで「完成された前世代」を安く手に入れられる点が、中古人気を底支えしている。

為替の影響:海外新品は発売時の$399から下がり、現在は$350前後で流通在庫を消化中(海外中古は$230前後の例も)。円安局面では国内中古の割安感が相対的に強まり、海外在庫を狙う個人輸入のメリットは縮みやすい。

現在の取扱・価格
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6. Echo Notes

— さらに知る
MEDIA
🇺🇸 Premier Guitar
$400を切る価格は、いまどきのオールインワン・フロア機としては手頃な部類だと我々は見ている。内蔵エクスプレッションペダルまで含めれば、コスト価値はさらに高い。処理の重いエフェクトを重ねても動作は安定していて、DSP不足を感じる場面はなかった。アンプの再現度は「良好」から「ほぼ完璧」まで幅広い。
🇬🇧 MusicRadar
コンパクトな筐体、直感的な設計、そしてトップクラスのアンプ再現——MX5はHeadRushラインに加わる価値ある一台だと感じた。既存のペダルボードに本格モデリングを足す手段としても優秀だ。ただしフットスイッチが少ないぶん、複雑なチェーンの即時切替には工夫が要る点は指摘しておきたい。
PLAYERS
Warren DeMartini
— Ratt。80年代メタルを代表するギタリスト。自身のInstagramで、Rubix Kubeのサウンドチェックに新しいMX5を持ち込んで試したと投稿し、組んだプリセットの感触を高く評価している(サウンドチェックでの試用言及で、常用リグとしての確証ではない)。
TRIVIA
  • 2021年発売。発売当初はアンプ46・FX63の構成だったが、ファームウェア更新を重ねてアンプ52・FX74以上へと拡張され、ENGL系などハイゲイン領域のモデルも追加されてきた。
  • 上位のPedalboard/Gigboardと同系のマルチコアDSPを核に、4インチ・タッチ操作と1.6kgの携帯性へ落とし込んだのがMX5。底面は樹脂で、全金属筐体の大型機より軽量化されている。
  • 現在は生産終了。後継はほぼ同一筐体・同系DSPのFlex Prime(WiFi/Bluetooth・ReValverによるアンプクローン機能を追加)。MX5は「完成された前世代」として中古人気が根強い。
VIDEO
DEMO
使い方
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最終更新:2026年7月|価格・在庫は変動します。

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